【イベント報告：オンライン開催JICA海外協力隊帰国報告会】神奈川県・山梨県JICA海外協力隊帰国報告会をオンラインで開催しました！

　5月8日、15日の両日、JICA横浜が主催し、神奈川県・山梨県合同でのJICA海外協力隊帰国報告会を開催しました。オンラインでの帰国報告会の開催は4回目となり、神奈川県・山梨県以外の地域からも多数ご参加いただきました。
　今回の報告者は根岸晃芸さん（2018年度4次隊・グアテマラ・水質検査）、藤本嵩さん（2018年度4次隊・ガーナ・PCインストラクター）の2名で、それぞれが任国での活動や生活について報告しました。

5月8日の参加者

5月15日の参加者

根岸さんからの報告

　一説では世界一美しい湖とも言われる、アティトラン湖の水質改善に取り組んだ根岸さん。グアテマラソロラ県にあるバジェ大学に配属され、同僚と共に水質改善のための調査・研究を行いました。派遣されてから約1年で日本に一時帰国することとなりましたが、帰国してからもオンラインで現地と連絡を取り合い、活動を継続してきたそうです。今後に向けての抱負も語られ、新たなキャリアに向けて前向きに進んでいる姿が印象的でした。

藤本さんからの報告

　ガーナの首都アクラから2時間ほどの場所に位置する、キングス技術職業訓練校に配属された藤本さんは、生徒たちのICTスキル向上を目的として活動を行いました。PCの稼働台数が少ないなか、現地にあるPCを修理しながら活動を進めていったそうです。日本で生活しているときには感じなかったことを、たくさん感じた2年間だったと振り返り、今後のキャリアに活かしていきたいと締めくくりました。

最後に

　2021年5月現在、一部の国や地域ではJICA海外協力隊の派遣が再開しています。5月20日からは2021年度春募集も開始され、少しずつではありますが、明るい兆しが見えてきたように感じます。現地の人と生活を共にし、密に関わり合うJICA海外協力隊。一日も早くその活動が全世界で再開できるよう、心から願っています。（報告：JICA山梨デスク　穂坂　ちひろ）