【参加学生募集!】横浜国立大学×JICA連携講座「現場から考える国際開発協力」

2021年9月9日

日程:全8回
2021年 ①10月9日(土)②10月16日(土)③10月23日(土)④11月6日(土)⑤11月27日(土)⑥12月4日(土)⑦12月25日(土)
2022年 ⑧1月8日(土)
時間 13時~17時
会場:すべての講座をオンライン(Zoomを使用予定)にて実施いたします。

JICA(独立行政法人国際協力機構)横浜センターでは、大学生を対象とした国際協力理解促進講座として、国立大学法人横浜国立大学と連携して「現場から考える国際開発協力」を開催し、同大学学生の受講に加えて他大学からも参加学生を募集しています*。
本講座は、国際開発協力という事象を、多様な「当事者」の視点に立って縦横無尽に捉え、合意形成を導くために不可欠な、「複眼的な視点」を獲得することを目的とするものです。
そのための仕掛けとして本講座は、多様な課題を抱える現実の開発途上国を舞台として、「現場から考える」ロールプレイを行います。本年度は、南アジアのスリランカを舞台として選びました。
参加者の皆さんは、複数のグループに分かれた上で、スリランカの各政府機関の担当者として自国を取り巻く環境を理解し、直面する開発課題に向き合い、活用可能なリソースを吟味しながら、国としてのソリューションを立案するプロセスに参加してもらうことになります。最終的には、日本のODA(政府開発援助)に対する要請書(プロポーザル)を作成し、JICA担当者(実際のJICA職員がロールを演じます)に向けて、プレゼンテーションを行い、要請を通すことを目指します。
参加手続については、下記の応募要項を確認下さい。ご応募をお待ちしております。

参考情報:
講座の目的や進め方等についての詳細は、横浜国立大学が提供するシラバスを参照ください。

*横浜国立大学所属の学生については、本応募フォームからの選考に通過した上で、学内の履修登録をすることによって、全学教育科目(YNU リーディング・レクチャ・シリーズ(YNU Leading Lecture Series)「現場から考える国際開発協力:JICA連携講座」)もしくは国際社会科学府国際経済法学専攻専門科目「ワークショップ」(大学院生の場合)として単位取得が可能となります。

*横浜国立大学「以外」の大学等に所属の学生については、単位取得とは結びつかない形となりますが、講座における実質的なステイタスは完全に同等です。但し、本講座は「神奈川県内大学院単位互換」(神奈川県内における大学院学術交流協定)に認定されているため、神奈川県内大学院単位互換制度に参画している大学院に所属の「大学院生」については、単位取得が可能となります。
詳細は以下URLをご確認ください。

1.応募要項:参加資格
・大学(大学院、短大、高専等を含む)に所属していること。学部・学科、学年の制限はありません。
・下記の全ての日程に出席が可能なこと(ワークショップへの無断欠席やグループワークへの不参加などによって、講座への参加資格を失うことがあります)
・レクチャーやワークショップ当日以外にも、事前準備や持ち帰りの宿題、成果物の作成のためのグループ作業(オンライン)等に、相当の時間を割くことが求められます。
・英語での資料配布や講義も行われる予定です。英語を用いることに抵抗のないことが求められます。
・オンライン講座受講に必要な回線、端末(ホワイトボードアプリなどを用いての作業を行う場面が多いため、PCもしくはタブレット端末を用意ください。スマホのみでの受講は原則不可)を準備できること。
・ODA実務の経験者はご遠慮ください。

2.参加費:
無料

3.使用言語:
原則、日本語。

4.取得資格:
全日程を参加された受講生は、JICAから修了証書が発行されます。

5.開講スケジュール
10月9日(土)13時開始。詳細は別添シラバスをご確認ください。
*ロールプレイの進捗等にあわせて、予定しているコンテンツや順番が変更になることもあります。
6.担当教員
横浜国立大学 国際社会科学研究院 准教授 小林誉明
なお、JICA職員も講師及び第7回ワークショップ(スリランカ-日本間のパートナーシップ会合)でのロールプレイにてJICA担当者として参加予定。

7.参加申込期限 10月6日(水) 17時締切
下記リンク先の参加申込書に必要事項を記入の上応募してください。
応募動機に基づき選考させていただきます。予めご了承ください。

8.受講の可否
10月7日(木)を目処にメールにて連絡差し上げます。

参加希望の方は下記URLより登録をお願いします。

スケジュール内容(シラバスより抜粋)
1.集中インプット期間:10月9日〜10月23日
第1回ワークショップ:10月09日(土)13時〜17時: 世界の開発課題と課題解決のツールを知る
第2回ワークショップ:10月16日(土)13時〜17時: 途上国(スリランカ)の現場の課題を知る
第3回ワークショップ:10月23日(土)13時〜17時: 国の開発課題に対応する中央省庁の役割を知る

2.ロールプレイへの準備期間:10月23日〜11月06日
省庁ごとに分けられた各グループにおいて、自らの省や役職上のマンデートや役割などを調べ、役になりきる期間
(10月23日以降第4回ワークショップまでは各省ごとのグループワーク)
第4回ワークショップ:11月06日:13時〜17時: 現場の課題を当事者として体系的に把握し、政策を立案する方法を知る

3.ロールプレイ期間:11月06日〜12月25日
(11月06日以降第5回ワークショップまでは各省ごとのグループワーク)
第5回ワークショップ:11月27日:13時〜17時: 国家開発戦略会議(国としての課題解決の方向性)の意志決定)
第6回ワークショップ:12月04日:13時〜17時: 対外戦略の検討会議(ドナーとしての日本への対応方針の意志決定)
(12月04日以降第7回ワークショップまでは各省ごとおよび、対日交渉グループ等の役割ごとのグループワークや交渉準備)
第7回ワークショップ:12月25日:13時〜17時: スリランカ-日本間のパートナーシップ会合(二国間での合意形成)

4.振り返り期間:12月25日〜01月08日
(12月25日以降第8回ワークショップまでは各自がロールプレイの振り返りを行い、ペーパーを作成する)
第8回ワークショップ:01月08日:13時〜17時: 総括: 振り返り、解説、質問、討論

*上記の正規プログラムとは別に、自由参加のスピンオフ講座や企画など開催される見込みです。

お問い合わせ:
JICA横浜 市民参加協力課
電話:045-222-7161
Eメール:jicayic-plaza1@jica.go.jp

【画像】講座の様子(参加学生同士のコミュニケーションを基に講座が進んでいきます)

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【画像】講座の様子(講座を通して多くの意見を議論・調整する経験を積むことができます)