【実施報告】2021年度 教師国内研修 第3回目研修

2021年9月17日

今年度JICA横浜では、国内にて全8回の研修とフィールドワークを行う教師国内研修を実施しております。7月17日(土)にJICA横浜にて第3回目研修を行いました。

【海外移住資料館の見学】

海外移住資料館を見学する様子

 この日はまず日系人や日本人移住者について理解を深めるため、JICA横浜施設内の海外移住資料館を見学しました。資料館の見学から教室の子どもたちにどのようなことを伝えられるかを考え、一つのワークショップをつくってみようという目標を持ちながら見学を行いました。

【当事者の声を聞く】

ウェビナー『外国につながりのある私たちと考える!「日本」社会のこれからと学校の役割』を視聴する様子

 午後のセッションでは、同じくJICA横浜で同日に開催されていたパネルディスカッション『外国につながりのある私たちと考える!「日本」社会のこれからと学校の役割』にオブザーブ参加しました。同イベントは外国に繋がりのある方3名と学校教育に関わる3名の6名のパネルディスカッションでした。外国に繋がりのある3名からは、カルチャーショック経験、学校や日常生活で感じていた気持ちなどが話されました。

【ワークショップ作成に向けて】

 続いて、今後のワークショップ作成に向けて、参加者同士で語り合う時間となりました。話の中ではワークショップのコアとなる「軸」を決めようということになり、議論も深まりました。

【第3回目研修を終えて】

 第3回目研修を終えて、ワークショップ作りの入り口に入りました。次回は実際に神奈川県内のフィールドワークに出かけます。神奈川県内にて多文化を体験できる場所等を訪れ、今後のワークショップ作成のヒントや気づきを得られればと思っています。参加者も次回フィールドワークへのワクワク感をいだきながら第3回目研修は終了しました。

【教師国内研修とは】

教師国内研修は、これまでJICA横浜にて実施していた、教師海外研修の代替研修として昨年度に引き続き実施されることとなった研修です。国際理解教育や開発教育に熱心に取り組んでいる小・中・高の教員のみなさんを対象に、国内での全8回の研修とフィールドワーク等を通して、教室にある多文化共生から世界の多文化共生を考え、これからの多文化共生社会、持続可能な社会の実現を目指し、世界、国内、地域の問題を自分事として捉えて、まずは教室から実践できる次代を担う子どもたちを育成することを目的として実施しています。