現在の場所は

北岡理事長がインドネシア・日本友好協会ギナンジャール会長と対談

2020年7月28日

北岡伸一JICA理事長は、7月28日、インドネシア・日本友好協会会長のギナンジャール・カルタサスミタ氏とポスト・コロナの世界における国際協力について、オンラインで対談しました。ギナンジャール会長は、インドネシア政府において経済・金融・産業担当調整大臣や地方代表議会議長、大統領諮問会議委員といった政府要職を歴任され、JICAが2017年に設置したInternational Advisory Boardの委員も務められています。

冒頭、ギナンジャール会長より、インドネシアにおける新型コロナウイルスの流行状況やそれによる社会・経済への影響、政府による対応策について説明がありました。それを踏まえて、北岡理事長やその他の参加者がギナンジャール会長との意見交換を行い、新型コロナウイルスに関連する様々な課題や今後の展望について議論しました。

ギナンジャール会長からは、日本とインドネシアは今年で外交関係62年を迎え、重要かつ戦略的なパートナーであり、インドネシアがコロナ危機から復興するためにも、日本への期待は大きいとの発言がありました。具体的には、感染拡大を抑えるための医薬品部門の強化等の協力、経済回復に向けた協力(ITインフラ強化、デジタル・トランスフォーメーションの推進等)、非公式経済部門への協力(労働者の能力強化等)について言及があり、更には政府間の協力に加えて日本企業によるインドネシアへの投資拡大への期待も示されました。

最後に北岡理事長は、日本とインドネシアの有識者間での自由闊達な意見交換の継続と発展を提案し、ギナンジャール会長もこれに同意しました。