コロナに負けず、一緒にがんばりましょう！

JICAメキシコ事務所　所長　松本　仁
JICAグアテマラ事務所　所長　山口　尚孝

日本に限らず、世界中で新型コロナウイルスの蔓延は相当に厳しい状況が続いています。

中南米地域では、国によっては何か月にもわたる国境封鎖や外出制限などの措置が取られてきましたが、市中感染を食い止めるには至っていません。

例えば、日本とほぼ同じ人口を有するメキシコでは、ここのところ連日2万人前後の新規感染者が確認されています。累計の感染者数は日本の5倍、死者数はなんと日本の30倍です。一方で、新型コロナウイルスではない病気による死者はもっと多く、コロナ禍がコロナ患者の医療だけではなく通常医療のひっ迫も招いていることは明らかです。

中南米地域のどこでも、規模の大小を問わず経済活動が大きく制限される中、人々は、感染防止に努めながら、生きるために必要な新たな生活様式を求め、日々奮闘努力しています。

このようにコロナ禍で息が詰まるような状況の中、むしろこのような時だからこそ、日本と中南米諸国が今まで以上に共に力を合わせる必要があると、中南米地域で働くJICA現地職員がお互いに声を掛け合いメッセージを発信することになりました。

域内のJICA現地職員がそれぞれの国で撮影し作成したメッセージ動画をお届けします。現地職員同士、国際協力のカウンターパートとなっている相手国政府職員、日本や周辺国の研修に参加した帰国研修員、協力受益者である住民の方々、そして海外協力隊員のホストファミリーを励ますメッセージとなっています。

JICAは保健医療分野の協力をこれまで以上に行っていきます。

日本の皆さんも、中南米地域の皆さんも、コロナに負けず、一緒にがんばりましょう！