2021年7月9日
7月4日(日)、「東広島周辺理解・体験プログラム」を開催しました。
もともと6月中に計画していたバスツアーですが、広島県内に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されたため、一度延期となっていたものです。
東広島市とその周辺地域のことをよく知って、日本への理解を深めるのが目的。
研修員5名とその家族5名を乗せたバスは、密を避けるため今回もかなり大きめです。
瀬戸内海(写真でよく見えないのが残念)をバックにひと仕事。
上手に運転できるかな?
帰ってから、おいしく調理して食べました!
東広島市安芸津町は海に面しており、その中でも赤土の木谷地区で採れるじゃがいもは牡蠣と並ぶ安芸津の特産品となっています。
長靴に履きかえて畑に入り、いよいよじゃがいも掘り開始!
海風が運んでくるミネラルをたっぷり含み、通気性と保水性のバランスのとれた土の中で大きく育ったじゃがいもがゴロゴロと顔を出しました。
お国でも食べ慣れたじゃがいも。掘るのは初めてという人もいましたが、中には自国に小麦畑を所有する人もいて、それぞれ汗をかきながら掘っていきました。
「トラクターに乗ってみたい人?」のお誘いに、みんな手を挙げ、順番に体験させてもらいました。
「車の免許は取ったけど、10年以上前で、運転方法を忘れてしまったよ」と言いながら、久しぶりのドライブ?!楽しそうでした。
参加者の中で唯一の女性研修員は人生初の運転で、恐る恐るイグニッションキーをまわしてスタート。他の研修員たちから励まされて無事に農場を一回りできました。
最後は、子どもたち。自分の体の大きさの何倍もあるトラクターの運転に目を輝かせていました。
難問続出?!東広島クイズ
たくさんお食べー
それぞれが広い園内を散策
午後は、移動中のバスの中で、東広島クイズをしました。
「東広島市には、いくつの町がある?」「東広島市のマークはどれ?」(正解はひらがなの「ひ」が二つ重なったデザイン。)など、東広島市民でも全問正解は難しい問題に挑戦しました。
その後は、広島空港からほど近くの三景園へ。
広島県内の山、海、里の風景が凝縮された園内で、まず迎えてくれたのは池の無数の鯉たちでした。
研修員が、鯉のエサを与えると、色とりどりの鯉が群がりました。その騒ぎを察知したのか、ずっと遠くにいる鯉たちも急いで近寄ってきます。
「鯉を食べることはある?僕はエジプトでウサギを食べたんだ!」と自分の経験を話してくれる研修員もいました。
園内は、アジサイがちょうど見ごろ。様々な種類のアジサイが咲き誇っていました。
散策に熱中したのか、集合時間に戻って来ない人がいたので、研修員の一人が電話をかけてくれることに。
「ジカンですよー」
一生懸命学習に取り組んでいる日本語で伝えてくれました。
梅雨真っ只中のバスツアーということで天気がとても心配でしたが、幸いにも雨傘の出番もなく終えることができました。