2022年11月9日
ツバル国における干ばつ被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。
ツバルに対し供与する緊急援助物資は、11月5日にオーストラリア空軍の物資輸送機によって首都フナフチへ到着しました。9日14時30分(現地時間)より、ツバル側からスメオ・シル 公共事業・インフラ・環境・労働・気象・災害省 事務次官代理、日本側から 川上文博駐フィジー大使 、天池麻由美JICAフィジー事務所長ら、そして在ツバルオーストラリア高等弁務官事務所のロビン・マッケンジー高等弁務官が出席し、同物資の引渡式をオンラインにて実施しました。
引渡式では、スメオ事務次官代理より、日本の支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、前日の干ばつの緊急事態宣言発令により、到着した物資は早急に支援を必要とする地域へ配布される旨が述べられました。これに対し、川上大使より今回の干ばつ被害が一日も早く収まることを希望する旨、発言がありました。また、天池所長より今回の援助物資が被災者の抱える困難を緩和するための一助となることを願うとの発言がありました。
また、本物資供与の輸送はオーストラリア政府との連携の下で実施されたことを受け、マッケンジー高等弁務官からはオーストラリアと日本の緊密な協力によって、ツバルの干ばつに対する支援を行えたことは大きな達成であった旨、発言がありました。
今回供与した援助物資は、同国政府により被災者に届けられます。
以上
オンライン引き渡し式の様子
オーストラリア軍輸送機から荷下ろしされる供与物資
フナフチ空港に到着した支援物資①
フナフチ空港に到着した支援物資②
フナフチ空港に到着した支援物資③