セネガル川流域の灌漑稲作は、平均単収がヘクタール当たり5トン近くになること、近代的な種子-肥料技術が広範囲に採用されていることから、生産性が非常に高いことが知られている。本研究は、当該地域の稲作の生産性が高い理由を、大規模灌漑と小規模灌漑の管理効率の比較という観点から探るものである。一般的な通念に反して本研究は、大規模灌漑に属する農家が小規模灌漑に属する農家と比べて有意に高い単収と利潤を実現していることを見いだした。
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セネガル川流域の灌漑稲作は、平均単収がヘクタール当たり5トン近くになること、近代的な種子-肥料技術が広範囲に採用されていることから、生産性が非常に高いことが知られている。本研究は、当該地域の稲作の生産性が高い理由を、大規模灌漑と小規模灌漑の管理効率の比較という観点から探るものである。一般的な通念に反して本研究は、大規模灌漑に属する農家が小規模灌漑に属する農家と比べて有意に高い単収と利潤を実現していることを見いだした。