2022年3月1日
熊本県芦北町と人吉球磨地域で活動中3名が、2022年2月17日にグローカルプログラムの中間報告を行いました。
その様子をレポートします!
渡邊さんの発表からは、「人吉・球磨地区の人々が元気になること」という活動目標の通り、切に地元の方々の幸せを願いながら、さまざまな活動に取り組んでらっしゃることが伝わってきました。
【主な活動先と活動内容(一例)】
・食を通して村の人を元気にするひまわり亭をベースとしたボランティア活動の補助
・観光資源としてのバラ園の造成サポート
・学校支援ボランティア活動
特に、バラ園の造成作業は、観光資源としてはもちろん、地元の方々が人に癒しと憩いの場をという想いで取り組まれているそうです。
3月、人吉・球磨に桜前線が到来し、皆さんが喜ばれている姿を想像すると、春はもうすぐそこまで来ているのだと感慨深くなりました。
注:写真は8名ですが、在団職員は11名いらっしゃいます。
藤田さんは、地域の持続の可能性を高めるという目的で設立された、たらぎ財団とともに「地元で生活する方々が自ら、大きな声で町の良さを言葉にすることができるようになる。」という活動目標を立て、まずは地域を深く知るというところから地域に密着した実習に取り組んでいます。
【活動内容(一例)】
・多良木町を知って、情報発信している。
SNSを使った発信(Instagram、Twitter、Facebook、noteなど)。
・ふるさと納税についての業務。データ入力、打ち合わせ・訪問先への同行。
(多良木町の生産者の想いを込めた、ふるさと納税の返礼品開発を行う)
・たらぎマップ作成。地域の魅力をGoogleマップを使ってマッピングしていく。
たらぎ財団業務執行理事の栃原さんは、「地域の人たちが気づいていない、地域の魅力や豊かさを、外の目線から藤田さんが可視化し、町内外に向けて情報発信してもらいたい。そして、その魅力などに付加価値をつけてくれることに期待しています。」という想いを語られていました。
その地域を愛しているからこそ、地域の持続可能性を高めていくことを願い、課題に希望を見出しつつ活動されているたらぎ財団の想いが伝わってきました。
※たらぎ財団ホームページとたらぎ財団noteは下記関連リンクを参照願います。
小松さんは、令和2年7月に発生した豪雨災害からの復旧・復興を目指す芦北町のまちづくり支援として、役場商工観光課の管轄である「御立岬公園」で実習を行っています。
オミクロン株感染拡大の影響を受け、人との関わりが大幅に制限されるという特殊な状況下において、今できることに全力で取り組まれている様子が伝わってきました。
【活動内容(一例)】
・(来客時の下地作りとして)景観の整えや伐採した木材による薪づくり、消毒作業など
・ゴーカート場の営業
【今後の展望】
・宿泊施設の利用状況調査
・「温泉施設」と「道の駅たのうら」の現場体験を通した新たなアイデアの考察
・新規事業(第2キャンプ場、オリーブ植樹)など
地域の方々との関わりを楽しみながら、力強く今後の展望を語られていた姿が印象的でした。
また、多くの活動先関係者の方々にご参加いただき、実習生への労いや、今後への期待を込めた、実習生への温かい言葉を沢山いただきました。
更に、JICA関係者からは、引き続き、地域の方々と深く関わりながら、しっかりと今後の目標を見定めつつ、PDCAサイクルの学びや多角的な視点でとらえる力などを養えるよう努力を続けてほしいといったコメントが寄せられました。
※グローカルプログラム(派遣前型)詳細は下記関連リンクを参照願います。