ナミビア通信
青年海外協力隊 職種:小学校教育 派遣国:ナミビア 派遣期間:2019年2月から2021年2月まで
福島 嵐(ふくしま らん)
ナミビア北西部、クネネ州のオプウォという町で活動している福島嵐です。配属先であるカメル小学校で、算数、理科、アーツ(芸術)の授業と日本文化クラブを担当しています。私はこの学校で三代目の隊員で、子ども達も町の人達も日本に対して好意的な印象をもってくれています。町には様々な民族の人たちが住んでいて、歩いていると、体に赤土を塗り上半身裸の姿で暮らしているヒンバ族の女性や、地面に着くほどのロングドレスと牛の角のような帽子を身に着けたヘレロ族の女性の姿に目を引かれます。文化の違いがあっても、同じ町で助け合いながら暮らしている姿が素敵です。
大学で教育学を学んでいた頃、「大学で学べるのは環境にも資質にも恵まれているということ。本当に苦労している人の気持ちは理解できないでしょうね」という言葉を聞いて、人の気持ちがわかる優しい人になりたいという思いを持ちながら教員になりました。その後、体も心も健康なうちに外国の人の役に立てたらと思い、協力隊に応募しました。
生活習慣も自然環境も違うナミビアでの日々は発見の連続です。小さい子からおじいさん、おばあさんまで、町の人は自然と助け合って暮らしていて、私も日本にいた時よりも周りの人と助け合おうという気持ちが強くなったように思います。ナミビアのことやオプウォの町の人達のこと、カメル小学校の子ども達のことを通信を通してお伝えできたら嬉しいです。
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