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2021年10月29日
国際協力機構(JICA)は、2021 年 3 月から実施中の「全世界医療 ICT による新型コロナウイルス対策支援に係る情報収集・確認調査」において、インドネシア・ケニア・ブラジルの3 ヵ国における医療 ICT 技術活用の概念実証(PoC)に参画するパートナー企業の募集及び選考を行い、このたび合計 7 件の事業を採択しました(下記参照)。同事業は 2021 年 11月から 2022 年 2 月にかけて、各国の医療機関と PoC を実施します。
本調査は、開発途上国における保健医療分野の課題解決に資する DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や医療 ICT 市場の発展に向けた JICA の支援を検討するものです。
計 7 件の PoC では、各パートナー企業の有する医療 ICT 技術の PoC 対象医療機関での本格導入や各国での事業展開の可能性について検証する中で、各国のヘルステック領域におけるエコシステムとの連携、保健医療政策を担う政府機関との対話なども行う予定です。情報収集に加えたこうした現場の取組みを通じて、政府や民間企業、国際機関など多様なパートナーとの共創を前提としたJICAの保健医療×デジタル分野の方針と具体的な事業展開の検討を進めていきます。
対象国名:インドネシア、ケニア、ブラジル
案件名:全世界医療 ICT による新型コロナウイルス対策支援に係る情報収集・確認調査
実施期間:2021 年 3 月~2022 年 3 月
■インドネシア
(1) 株式会社アルム「医師間コミュニケーションアプリ Join を用いた地域医療ネットワークの構築検証」
(2) 株式会社プレシジョン「AI 問診票・AI 診療支援による、高度先進医療機関でのコロナ感染及び口蓋裂診療の効率化に関する実証検証」
(3) 株式会社 MITAS Medical「眼科医療機器 MS1を用いた北スマトラ州での遠隔相談サービスの実証」
■ケニア
(4) OUI Inc.「眼科医療機器 Smart Eye Camera (SEC)による、モンバサ及びナイロビ・キベラスラムでの遠隔診断モデル実証」
(5) メロディ・インターナショナル株式会社「遠隔胎児モニタリング装置 iCTG を用いた院内コロナウイルス感染症対策向けの実証」
■ブラジル
(6) 合同会社医知悟「通信デバイス iCOMBOX を用いた遠隔での画像診断にかかる実証」
(7) 株式会社テクリコ「MR(複合現実)機器リハまるを用いた脳機能障害及び脳血管障害患者に対するリハビリテーションの実証」
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