2018年度4次隊/ネパール/交通安全
澤口 光資郎(徳島県)
(1)海外へのあこがれ
私は昭和生まれです。子供のころから、飛行機雲を見ながら、なんとなく海外へのあこがれがありました。60歳でリタイアしたら、海外で生活してみたいと思うようになりました。
(2)説明会に行ってよかった
警察官を退職後に海外生活を実現するためにJICAシニアボランティアに応募しようと考えました。警察経験を活かしたボランティア活動ができれば、目的を持った海外生活を送れると考えました。退職する3年前にJICA徳島デスクでの説明会に参加し、OBの人の話を聞いて、応募へのプランができました。
(3)準備に全力集中
派遣選考に合格するために、2つのことに全力集中しました。健康管理(メタボの改善)と語学基準のクリアーです。8キロ減量して、メタボを改善しました。そしてTOEICの試験を大学生に交じって毎回受験しました。
そのほかにも、電気、ボイラー、消防設備、防災士など、海外生活で役立ちそうな資格も取ってみました。
(1)駒ケ根訓練所で、青年のエネルギーを浴びる
青年の方々は、いろいろな経歴と上昇志向をもっている人達だと感心しました。海外ボランティアにチャレンジしようとする人たちのエネルギーを浴びました。駒ケ根訓練所の食事は、最高においしかったです。
(2)駒ケ根訓練所で一番大切なこと
語学づけの生活でした。しかし、一番大切なのは、当たり前のことですが、時間を守る、海外生活でのJICAルールを厳守することが自分の身を守るということを知ることになりました。
駒ヶ根訓練所での35日間はとても新鮮な体験でした。
カトマンズでの交通安全活動(1年間)
(1)現場で一緒になって活動する街角の国際交流
毎日、首都圏交通警察局の警察官と交差点に行って交通安全指導を行いました。現地の警察官になりきってボランティア活動をしました。市民の方からボランティア活動をしていることについて感謝されました。カトマンズの人々とは新型コロナがやってくるまでは街角で密な関係でした。
(2)交通安全メールの発出
定期的にカトマンズの自動車販売店、オートバイ販売店、運輸関係団体へ交通安全に関するリーフレットをメールで発出しました。
カトマンズ生活が1年に近づこうとした令和2年3月に、新型コロナ感染拡大のため日本に一時帰国、再赴任は実現せず、3月末で合意解除となりました。
帰国後は、交通安全に特化したFacebookを通じて、ネパールの方への交通安全メッセージを発出してきました。
国内活動として、特別給付金の事務や令和2年国政調査の調査員に従事しました。今は鳴門警察署でスクールサポーターをしています。鳴門市内の小学校、中学校を回って安全教育をしています。その時に海外ボランティア活動の話もしています。
チャンスがあれば、シニア海外協力隊に再度チャレンジしたいと思っています。