2021年9月22日
国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN2021」が10月9日(土)、10日(日)の2日間の日程で開催されます。
30周年を迎える今年のテーマは、「多様性あふれる世界 〜思い描く未来を語ろう〜」。
国際協力にかかわる政府機関、NGO、企業などがさまざまな取り組みを紹介するこのグローバルフェスタJAPAN。JICAは今回、藤本美貴さん、教育YouTuberとして人気の葉一さん、優木まおみさんら、多彩なゲストとともに、途上国の食や栄養、ジェンダー平等と女性・女の子のエンパワーメント、Z世代と考える途上国でのビジネスチャンスについて、トークショーや参加型ワークショップを実施します。
藤本美貴さん(左)、教育YouTuberとして人気の葉一さん(中央)、優木まおみさん(右)など、多彩なゲストが出演します
昨年は新型コロナの影響で中止となってしまった「グローバルフェスタJAPAN」ですが、今年はオンラインと会場(東京国際フォーラム ホールE2)での2つの参加形式から選べるハイブリット型で開催。オンラインも会場での参加もすべてのイベントが参加無料です。
オープニングには、なんと人気抜群のお笑い芸人、ミルクボーイが登場!元サッカー日本代表の中村憲剛さんによるトークショーなど、楽しく国際協力について学べる2日間です。
ミルクボーイ(左)と元サッカー日本代表の中村憲剛さん(右)も登場
そんな盛りだくさんのプログラムからJICAが主催するイベントを紹介しましょう!
■10月9日/11時15分~
「みんなの栄養」を覗いてみよう!~世界の学校給食から見える未来~
会場:東京国際フォーラム ホールE2
J-WAVEナビゲーターのnicoさんがMCを務め、タレントで3児のママでもある藤本美貴さんと途上国の学校給食の現場を通して、世界の子どもたちの食や栄養に関する課題について考えます。
世界では8億人が飢餓に苦しみ、20億人が肥満であると言われています。世界の栄養課題の現状や、途上国におけるJICAの学校給食を通じた取り組みを、JICA国際協力専門員の野村真利香さんに聞きます。
マダガスカルの小学校で給食を楽しむ子どもたち
■10月9日/14時15分~
イノベーションで世界の課題を解決! Z世代と考える途上国の可能性
※YouTubeライブ配信によるオンライン開催のみ
Z世代とは、1990年代後半から2000年代前半に生まれた世代で、デジタル機器の扱いにも慣れたデジタルネイティブとも呼ばれています。そんな若者たちと革新的な発想で途上国の社会課題を解決していく道筋を一緒に見つけていきませんか!
SDGs専門メディア「SDGs Connect」編集長の小澤健祐さんやJICAアフリカ部次長・若林基治さんはじめ、日米で活躍する起業家らと一緒に、リアルな現場の声を聞きながら、世界の課題解決を図るビジネスに向けたヒントが得られるかも?
MCを務めるSDGs専門メディア「SDGs Connect」編集長の小澤健祐さん(左)のほか、日本企業のアフリカ事業展開や進出支援を手掛ける株式会社SKYAH CEO、ガーナNGO法人MYDREAM.org共同代表・原ゆかりさん(中央)や、日本で4社、シリコンバレーで1社を起業した株式会社ユニコーンファーム代表取締役社長・田所雅之さん(右)らが参加します
■10月10日/10時30分~
【中高生対象ワークショップ】多様性あふれる世界を目指そう-JICA海外協力隊が見た世界-
※Zoomによるオンライン開催のみ
※先着順・定員制。事前申し込みが必要です
世界各国の途上国で約2年間、現地の人々と一緒にさまざまな課題に取り組んだ3人のJICA海外協力隊が中高生のみなさんに体験談を話します。
「派遣国で経験した様々な違いや、価値観を揺さぶられた時の体験を共有します。楽しみながら多様性あふれる世界について考えてみましょう!」と言うのは、モンゴルでの経験を語ってくれる岡山萌美さん。現在、JICA地球ひろばで地球案内人を務めています。
そのほか、ウズベキスタンで青少年活動に携わった鈴木早希さん、ザンビアに体育隊員として派遣された野﨑雅貴さんのお二人にも、どんな活動をしていたのか伺います。見逃しなく!
JICA海外協力隊の活動の様子。ザンビアの中高生にサッカーを指導(左)、ウズベキスタンの学校では書道の体験クラスを実施(右)
■10月10日/14時~
「多様性あふれる世界」とは? 国際ガールズ・デーの機に考えてみた。
会場:東京国際フォーラム ホールE2
10月11日は、国連が定めた「国際ガールズ・デー」。男の子に比べて不就学率が高く、若年での強制的な結婚や、貧困などの困難な状況下、自分の想いや夢を描けない世界中の女の子たちを力づけようと2012年に制定されました。
女の子だからというだけで学ぶ機会を奪われてしまうという現実が途上国にはまだ存在していることを知っていますか? そんな国の一つがパキスタンです。
今回、遠くパキスタンからオンラインで参加するのが、現地で約12年間にわたり子どもや若者の学びに携わってきたJICA大橋知穂専門家です。ジェンダー問題に詳しいジャーナリストの治部れんげさん、教育YouTuberとして人気の葉一さん、教員免許を持つタレントの優木まおみさんと一緒に、女の子と男の子も関係なく、いつでも、どこでも、誰でも、学ぶことができる世界について、想いを語ります。
MCを務めるジェンダーやダイバーシティ関連の公職にも就任しているジャーナリストの治部れんげさん(左)、登録者数156万人を誇る人気教育YouTuberの葉一さん(中央)、優木まおみさん(右)
JICAは、パキスタン政府と共に、正規の小学校へ行けなかった子どもたちを受け入れ、公教育と同等の卒業資格を取得できるよう「ノンフォーマル教育」の普及を進めてきました。そんなノンフォーマル学校は、先生の自宅や地域の人たちの集まる集会所、公立学校、働く場所など様々な場所で行われています