緒方理事長がアロヨ大統領を表敬

2007年5月24日

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アロヨ大統領と会談する緒方理事長

5月23日(水)、JICAの緒方貞子理事長は、来日中のアロヨ・フィリピン大統領を表敬訪問しました。昨年9月のフィリピン訪問以来8ヵ月ぶりの再会となった会談では、最近のフィリピン政府の開発への取り組み、今後の協力関係など幅広い話題に及びました。

冒頭、アロヨ大統領からは、日本のODA、特にJICAによる協力に感謝の言葉が述べられました。

アロヨ大統領は、順調な経済成長のもと日本からの一層の民間投資への期待の意とともに、昨年、日本との間で署名した経済連携協定(EPA)を早期に批准し、農産物の輸出や人材の交流を促進していきたいこと、経済成長に伴い環境対策にも積極的に取り組んでいることなどが紹介されました。

大統領は、工業分野をはじめこれまでのJICAによる人材育成への協力や、昨年2月のレイテ島南部の地すべり災害などへのJICAの支援を高く評価している旨述べ、また、長期間にわたり紛争が続いたミンダナオの平和の定着と安定に対しJICAの支援に対する評価と期待が表明されました。

緒方理事長からは、フィリピンの最近の良好な経済状況がアロヨ大統領の効果的な財政政策の結果であり、今後とも持続的な経済発展を期待するとともに、ミンダナオ支援など「人間の安全保障」に資する分野や、経済成長の促進、貧困対策に必要な人材育成への協力を引き続き継続していきたい、また、アジアでの成功経験(Asianmiracle)、特にフィリピンでの成功モデルを是非アフリカに示してほしいとの期待に加え、JICAとJBIC(国際協力銀行)の経済協力部門の統合に触れ、来年10月には新JICAが発足し日本のODAの一層の効果的実施が図られると述べました。

なお、JICAは、これまでフィリピンの経済成長の促進と貧困削減のために、経済開発や社会開発分野の協力事業を実施してきています。

今年4月には、ミンダナオのダバオ市にフィールドオフィスを開設。地域住民の福祉・貧困削減に迅速な効果が見込める事業(クイックインパクト事業)を行いながら総合的な開発計画策定を目指した紛争影響地域復興支援調査を本格化させています。