緒方理事長がゼーリック世銀総裁と会談

2007年8月10日

対アフリカ支援で連携を確認

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ゼーリック世界銀行総裁(右から2人目)と会談する緒方理事長

緒方貞子理事長は、8月9日(木)、来日中のロバート・ゼーリック世界銀行総裁と会談しました。

ゼーリック氏は7月に第11代世銀総裁に就任。総裁としては初めての来日です。

理事長とゼーリック総裁は、幅広い開発課題について意見交換を行い、特に来年5月に日本で開催されるアフリカ開発会議(TICAD IV)に向けて、対アフリカ支援で連携していくことを改めて確認しました。

ゼーリック総裁は、社会開発や成長のための基盤整備などアフリカ支援の重要性を指摘。貧困削減には成長の加速が必要と強調しました。来年のTICAD IV、洞爺湖サミットは好機であり、日本はアフリカでさらに大きな貢献が可能と述べ、JICAとの一層の連携に期待を表明しました。

緒方理事長は、JICAでも対アフリカ援助の割合を増やしてきており、アフリカ諸国からもアジアの経験に関心が示されていること、JICAが支援している一村一品運動の取組みなどの事例を紹介。

また、来年予定されるJICAと国際協力銀行(JBIC)円借款部門との統合について、技術協力と資金協力の一体的実施により3つの「S」、すなわち援助のスピードアップ、スケールアップ、スプレッドアウト(面的拡大)を目指していることを説明、世銀とは調査研究の分野でも緊密な連携を行っていきたいと述べました。

この他、会談では、気候変動、平和構築への取組みや、中東やインド、開発に果たす民間部門の役割の重要性などについての意見交換も行なわれました。

JICAと世銀は、これまで毎年協議を行ってきており、アフリカ援助に関してインフラ、コミュニティ開発、エネルギーの3つの分野で連携を進めてきています。