緒方理事長と潘基文事務総長との会談

2008年3月26日

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握手を交わす緒方理事長と潘基文国連事務総長

米国へ出張した緒方理事長は、3月18日、国連本部において潘基文(バン・ギムン)国連事務総長を表敬し会談を行いました。

潘事務総長からは、緒方理事長が長く果たしてきた国際社会、国連への貢献に深く敬意を表するとともに、国際社会の開発にJICAが果たしている役割にも言及し、本年10月のJICAとJBIC(国際協力銀行)との統合に触れ、新JICAに対する期待感を表明しました。

これに対して、緒方理事長からは、統合により日本の支援がより効果を上げかつ効率的になるようにしていきたいこと、また、国連が開発の分野で果たす役割について注視していると述べ、ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた中間年である2008年が、アフリカ開発会議(TICADIV)とG8北海道洞爺湖サミットの開催により日本にとって特別な年であることを強調しました。

さらに、潘事務総長より、日本がODAの対GNP比0.7%目標を達成するよう期待していると述べたのに対し、理事長は、自分もそうなるよう尽力していきたいと述べました。

また、潘事務総長は、「人間の安全保障」の分野で緒方理事長が果たしてきた役割を賞賛しつつ、最近はフレンズ会合への参加国数も増えアラブ諸国の間からも賛同を得るようになってきていると述べたのに対し、緒方理事長より、「人間の安全保障」には開発の側面とともに内戦等に際してのIDP(国境内避難民)への対処にも必要な概念であり、人間の安全保障基金による支援に当たっては分野横断的な事業に対して優先度を付して取り組んできていると述べました。

この他、最近のアフガニスタン、スーダン、ガザの情勢につき意見交換を行い、45分近い会談を終えました。