緒方理事長がソロモン諸島のシクア首相と会談

2009年5月29日

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握手を交わすシクア首相と緒方理事長

5月27日、緒方貞子JICA理事長は、北海道占冠村で開催された「第5回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(通称:太平洋・島サミット)(注)」に出席するため来日したソロモン諸島のデリック・シクア首相と会談しました。

冒頭、緒方理事長からシクア首相の来日に対し歓迎の意を表し、シクア首相からは無償資金協力によるインフラ整備や、今年2月に発生した洪水被害に対する緊急援助など、これまで日本が行ってきた同国への支援に対して感謝の言葉が述べられました。また、シクア首相は、今年で派遣30周年を迎える青年海外協力隊や現在実施中のマラリア対策プロジェクトを、「コミュニティレベルで顔の見える援助」として高く評価し、今後の協力継続に期待を示しました。さらに同首相は、現在ソロモン諸島には大学が無く、進学する若者はフィジー等に留学しなければならない現状を述べ、高等教育分野への日本の協力に期待を寄せました。

これに対し緒方理事長は、両国のこれまでの協力は大きな成果を生んでいると評価するとともに、マラリア対策やソロモンの教育制度の現状についてシクア首相から説明を受けた上で、今後どのような協力が可能か検討していきたいと述べ、会談を締めくくりました。

(注)第5回太平洋・島サミットは月22〜23日まで、北海道占冠村トマムで開催され、ソロモン諸島を含む16の国と地域が参加。日本政府は同サミットにおいて今後3年間に気候変動・環境や人間の安全保障、人と人との交流を柱とする500億円規模の支援策を打ち出した。シクア首相は、麻生太郎首相との首脳会談においても、JICAを通じた教育や保健分野への支援に対し謝意を表明している。