緒方理事長がフィリピン・アロヨ大統領と会談

2009年6月19日

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会談する緒方理事長とアロヨ大統領

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アフリカの稲作支援についても述べるアロヨ大統領

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無償資金協力実施合意文書に署名したレクト国家経済開発庁長官と緒方理事長

フィリピンのグロリア・マカパガル・アロヨ大統領が6月19日、都内のホテルで緒方貞子JICA理事長と会談し、二国間の協力関係について意見交換を行いました。

冒頭、緒方理事長がアロヨ大統領の来日に対し歓迎の意を表し、アロヨ大統領からは、これまでJICAが行ってきたさまざまな分野における継続的な支援に対して感謝の言葉が述べられました。

昨今の金融・経済危機を踏まえたフィリピンへの対応に関して緒方理事長は、金融、財政、貿易などの分野へ資金協力および技術協力を通じた支援を行っていく旨を表明しました。これに対しアロヨ大統領は、フィリピンは1990年代のアジア通貨危機から学んだことを、今回の金融・経済危機に生かしていると述べました。

ミンダナオ問題についてアロヨ大統領は、国際停戦監視団(IMT)への菊地智徳および森悠介復興・開発アドバイザー(両者ともにJICA職員)の派遣に感謝するとともに、最終和平合意に向けてのモロ・イスラム解放戦線(Moro Islamic Liberation Front: MILF)との交渉の再開を目指し、IMTの再結成に向けて努力する旨を表明しました。これを受けて緒方理事長は、フィリピン政府の積極的な和平合意への取組みが進展すれば、JICAによるさらなる積極的かつ全面的な協力を実施していきたいと述べ、IMTの早急な再結成への期待を表明しました。

最後に、緒方理事長は日本がアフリカのコメ倍増計画に向けアジア諸国と連携して、アフリカ諸国への協力を推進していることに触れ、「アジアの経験をアフリカに伝えることは重要である。フィリピンの協力にも期待したい」と述べるとアロヨ大統領は「フィリピンにおけるコメ増産について、JICAからの支援を受けたフィリピン稲研究所(Philippine Rice Research Institute: PhilRice)が、アフリカに対する支援を実施していける」と答えました。

なお、会談終了後、緒方理事長とレクト・フィリピン国家経済開発庁長官との間で、「カミギン島防災復旧計画」(無償資金協力)に係る実施合意文書が署名されました。