韓国国家ブランド委員会オ・ユンデ委員長が緒方理事長と会談

2009年10月8日

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ボランティア事業を切り口としたパートナーシップ強化などについて話し合った、韓国国家ブランド委員会オ委員長と緒方理事長

9月11日、韓国国家ブランド委員会委員長オ・ユンデ氏がJICAを訪問し、緒方貞子理事長、伊藤隆文青年海外協力隊事務局長と会談しました。同委員会は、国際社会における韓国の地位向上を目的に今年1月に発足した大統領直属機関で、産業・文化面の情報発信などに加えて、国際貢献の面でも大幅な拡大を意図しており、JICAとの連携をさらに深めたいと、今回の訪問が行われました。

韓国は2010年には経済開発協力機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)に加盟する予定で、いよいよ本格的に先進国ドナーとして歩み始めます。オ委員長は「韓国の開発経験を開発途上国と共有していきたいと考えている。現在国際協力の大幅な拡充に努めており、2015年までには援助額を現在の3倍に増やす予定である」と述べました。

同国はまた、現在世界第3位規模のボランティアを開発途上国に派遣していますが、複数の機関で行われているボランティア事業を、韓国のODAのうち無償資金協力と技術協力とを担う韓国国際協力団(KOICA)に集中させ、並行して今後5年以内に派遣人数を倍増させる予定です。また、JICAのシニア海外ボランティアと同様のシニア世代のボランティアも派遣しており、オ委員長が「韓国のボランティア事業、日本のボランティア事業、アメリカのピースコー(注)の三者の連携を図っていきたい。第一弾として、近々三者による共同フォーラムの開催を考えている」と語ると、緒方理事長は「ボランティアの日韓パートナーシップ強化は良いことだ。今後、ボランティアに関する国際会議などの場を通じて協力していきたい」と答えました。

JICAはこれまでに複数のKOICA職員を受け入れていますが、今年度内にも2名の受け入れを行う予定で、互いの知見を共有することにより、韓国とのパートナーシップをさらに深めていきたいと考えています。

(注)ピースコー(米国平和部隊)は、1961年、ケネディ大統領によって創設されたボランティア機関。米国人ボランティアを開発途上国に派遣している。