パキスタンの課題は、インフラと教育と女性

パキスタンに絶対に必要で、圧倒的に足りないもの。

それは各種インフラです。

まず、電力が足りません。
大都市でも頻繁に停電が起きます。
パキスタンの夏は場所によっては50度を超えます。
こうした殺人的な暑さをしのげる冷房が普及すれば、パキスタンの
人たちの労働環境は著しく改善されますし、庶民の不満も減ります。
また、電力不足で工場稼働率が低下している
産業もフル操業にできるでしょう。
電力供給量を増やすというのは国家的な目標となっています。

次に、水が足りません。正確にいえば水道です。
インダス川の豊富な水はありますが、そのままでは飲用に適していません。
上水道の完備が不可欠です。
清潔な水の供給は人々の生活向上の必要条件です。

さらに交通網が足りません。

経済発展には物流インフラの充実が欠かせません。
人々の移動には公共交通機関の普及が欠かせません。
どちらもいまのパキスタンには圧倒的に足りないものです。

そして教育が足りません。

パキスタンの多くの子どもたちの教育は
初等教育レベルで終わっています。
一部の子どもたちはその後過激な原理主義に走り、
テロの原因となったりしています。
ちゃんとした教育機関が充実し、
だれもが雇用機会を得られるような知識や技術を体得すること、
これがパキスタンの発展には欠かせないのです。

最後に女性の社会進出がまだまだです。

厳格なイスラムの世界では、
女性が外を歩くこともままならないケースが多々あります。
けれどもパキスタンが経済発展をしようとするならば、
イスラム教と折り合いをつけた上で、女性が教育を受け、
自ら収入を得られるような技術や知恵を身につける必要があるます。

ノーベル平和賞候補にもなったイギリス在住の10代の少女マララちゃん。
彼女は、女性が教育を受ける必要を訴えたところテロに遭いました。
こうした状況を是が非でも変えるべきです。

それには外部からの援助、国際協力が必要です。

そこで、日本の出番です。

この連載では、日本の国際協力で
パキスタンが羽ばたく瞬間を追いかけます。

Pakistan Business

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