環境管理

JICAの事例紹介

大気汚染・水質汚濁モニタリング

全国環境モニタリング能力強化プロジェクト フェーズII

(技術協力プロジェクト・2009年3月〜2012年3月)

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水質サンプリング

2004年、シリアでは全国14県すべてに地方環境局が設置され、環境モニタリングの取り組みを開始しました。同取り組みを支援するため、プロジェクトフェーズI(2004-2007)として、モニタリング体制の構築、基本的分析技術の習得、作業手順書に沿ったモニタリングの実施推進の支援活動を実施しました。フェーズIIでは、モニタリングの対象成分を拡大するとともに、モニタリングデータを基にした汚染源管理能力の向上をめざした活動を支援しています。

水質汚濁対策

ベトナム「第1期ホーチミン市水環境改善事業」

(有償資金協力・2001年借款契約)

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ホーチミン市下水処理場

ホーチミン市の下水道施設は処理場が未整備で、収集された汚水を未処理のまま運河・排水路へ流しており、水質汚濁による住民の健康への影響が懸念されるほか、雨季には住宅の浸水、道路冠水が頻発し、市民生活に多大な損害が生じてきました。本事業では、ホーチミン市街地のうち中心地区を対象に排水能力を強化し、頻繁に生じている浸水等を防止・軽減するとともに、下水の収集・処理施設を建設し、域内の運河の水質を改善することにより、都市環境及び衛生面を含む地域住民の生活環境改善を目的としています。

廃棄物管理、気候変動対策

ダッカ市廃棄物管理低炭素化転換計画

(環境プログラム無償・2009年度採択)

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現在のダッカ市ごみ収集車

ダッカ市は、人口の急増と経済発展による廃棄物管理が大きな社会問題となっています。また、ごみ収集車も老朽化したものが多く、2011年ころには多数の車両が使用できなくなると予想されています。JICAは、2008年度に気候変動対策への支援として導入された「環境プログラム無償」により、収集車両が不足していたダッカ市に、従来よりもCO2排出量が少ない圧縮天然ガスを燃料とした収集車を導入します。

廃棄物管理(3R−Reduce, Reuse, Recycleの取り組み)

ベトナム・ハノイ市3Rイニシアティブ活性化支援プロジェクト

(技術協力プロジェクト・2006年11月〜2009年11月)

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ごみ分別の指導

ごみの出し方のルールが明確でなかった首都ハノイにおいて、生ごみとそれ以外のごみの2種類の大型コンテナを設置し、ごみ収集員が分別を巡回指導。分別された生ごみをコンポスト化し、それを農家が利用、その農作物を買う住民という連携の輪が形成されました。また、3Rソングの作曲、環境教育教材の開発・実施等、普及・啓発活動も積極的に展開し、ハノイ市内の多くの家庭でごみの分別が行われました。

廃棄物管理(3R−Reduce, Reuse, Recycleの取り組み)

フィジー・廃棄物減量化・資源化促進プロジェクト

(技術協力プロジェクト・2009年3月〜2012年3月)

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ごみ収集状況

フィジーを含む大洋州の島嶼国では、生活物資のほとんどを輸入に頼っている状況であり、その多くが消費されたあとに廃棄物として島の中にとどまっています。本プロジェクトでは、3Rに焦点を当てた固形廃棄物管理計画の作成、そして3Rの実施を通じ自治体の廃棄物管理能力の向上を目的に支援をしています。また、3R促進に係る環境教育による住民の意識向上をめざして活動を行っています。

気候変動対策

ドミニカ共和国「CDM事業促進調査」

(開発調査・2008年8月〜2010年12月)

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CDMセミナー

ドミニカ共和国では、化石燃料に依存したエネルギー供給と、先進国並みのごみ排出量とその管理が大きな環境問題となっています。このような状況下で、先進国と開発途上国の事業者が共同で温室効果ガス削減・吸収プロジェクトを実施するCDM(クリーン開発メカニズム)事業の委員会が同国政府に設立され、CDM関連案件を審査、モニタリングするために必要な各種技術の習得や、民間企業、NGO等団体などへの事業理解の促進、パイロットプロジェクトの形成等の活動を支援しています。