情報通信技術

情報通信技術

情報通信技術(ICT)は世界中で著しい発展を遂げており、ICTは分野課題を超えた共通のインフラ、課題解決の有効なツールとして、中央省庁の業務のコンピュータ化(電子政府化)、インターネットを利用した教育(e-ラーニング)、電子商取引(e-コマース)など、行政、社会、経済のさまざまな分野で活用されています。ICTは、経済社会構造を効率化し、生産性の向上、生活の質的向上、省エネルギー化など、あらゆる活動の改善を下支えする潜在的能力を持っており、現代社会はICTなくして成り立たないと言っても過言ではありません。
ICTには、各種技術の導入やプロセス効率化による時間短縮、ネットワーキングによる空間を超えた発展、途上国独自のサービスの創造の実現などの可能性があり、時間・空間を超えて、ICTを各分野課題において利活用することで、一層の効率的・効果的な事業推進が期待されています。
一方、多くの開発途上国では都市部を中心にブロードバンドインターネットやモバイルインターネット(3G/LTE)が急速に普及している状況はあるものの、国全体としてICT基盤の普及、活用は依然として遅れている部分があります。先進国とのICT格差(デジタルデバイド)や、都市部と地方部等の国内でのICT格差が生じており、それが経済格差のますますの拡大につながる構図が発生しています。
また、近年では、サイバーセキュリティへの対応という、一国では対処の難しいグローバルな課題に開発途上国も直面しています。しかし、開発途上国においては、政策や体制の未整備、不十分なセキュリティ対策等により、対策が脆弱な側面があり、独自での防護体制の整備が難しいことが課題となっています。