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日本理解プログラム

日本の開発経験を学ぶ

JICA開発大学院連携プログラム(JICA-DSP)の一環として、日本の大学院に在籍するJICA留学生を対象に、日本の近現代の発展と開発の歴史を学ぶ「日本理解プログラム」を提供しています。

日本理解プログラムは、日本の近現代の開発経験と戦後の援助実施国(ドナー)としての経験を、その分野の日本のトップ講師から学び、JICA留学生が日本の開発経験に対する理解を深めることを目的としています。

対面型プログラム

JICAと協力大学2校(政策研究大学院大学、国際大学)との共同で、実施される5日間の対面型プログラムです。全国のJICA留学生(前年度来日者)から参加者を募り、各回約30名の少人数で、毎年8月~9月、2~3月に対象者を分けて実施しています。フィールドトリップや参加留学生同士のグループディスカッションが盛り込まれ、JICA留学生に特に人気の高いプログラムです。

政策研究大学院大学(GRIPS)/ 東京都

GRIPS内外の教授陣による「日本史」「日本政治史」「日本経済史」等の講義に加え、田中明彦JICA理事長や北岡伸一JICA特別顧問による基調講演等も企画されてきました。フィールドトリップでは、国会議事堂、横浜みなと博物館、神奈川県立歴史博物館などを訪問し、日本の中枢、東京でこそ得られる学びの機会を提供しています。

国際大学(IUJ)/ 新潟県

自然あふれる新潟県南魚沼市にある大学キャンパスを拠点に、近隣の長岡市、燕市、三条市などの地域資源を活かしたプログラムを実施しています。「日本近現代史」等、日本の歴史を俯瞰した上で、農業や地域産業等、この地ならではのテーマについて受講することができます。長岡戦災資料館、燕市産業史料館等の訪問、冬季には雪上体験等を企画してきました。IUJ学生との交流機会もあります。

その他の日本理解プログラム

対面型プログラムに加えて、放送大学と共同でオンラインプログラムを提供しています。JICAと放送大学の共同制作番組「日本の近代化を知る(全15章)」を、JICA留学生に向けてオンデマンドで配信し、日本の開発経験を俯瞰的・体系的に理解することを目的としています。

また、日本の各地で培われてきた地域特有の開発事例を題材として、「地域理解プログラム」を提供しています。各JICA国内機関が、各地域の自治体・大学等と連携して企画・実施するもので、地域に根差したより具体的な開発事例をもとに、日本の開発経験について更なる理解を深め、その学びを母国の開発にも活かしていくことが期待されています。