地理・気候

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バーミヤン

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杏咲く春

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冬のカブール

アフガニスタンの国土面積は約65万平方キロメートル(日本の約1.7倍)で、北緯29度から38度、東経60度から75度の間にあり、パキスタン、イラン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンさらに中国に囲まれる内陸国です。

地形的には南部は砂漠、北部や南西部には平野がありますが、国土の4分の3は東部、中部、北部はヒンドゥークシュ山脈に連なる山岳地帯であり、最高峰は海抜7,485mのノシャック山です。また大規模では無いにしても地震も発生し、首都カブールでも揺れを感じることがあります。

首都カブールは北緯35度と東京とほぼ同じ緯度であり、標高は1,800〜1,900m、気候は4月〜11月の乾期と12月〜3月の雨期に分かれます。5月から8月にかけてはほとんど雨が降らず、気温も摂氏30度から40度になります。他方、12月から2月にかけては冬となり、積雪があり気温も氷点下10度程度まで下がることもあります。3月から4月にかけては短い春が訪れますが、その時期には街中に日本の桜のような杏の花が咲き誇ります。

海が遠いため寒暖の差は激しく、また水の確保が農業のみならず市民生活の生命線ともなっています。国内を流れる川はいずれも砂漠の中に消える内陸川であり、カブール川のみがインダス川に合流し、海につながります。国土の大半は乾燥しており真水の入手できる場所は限られています。他方で乾燥した気候が果実の栽培に適し、メロン、スイカ、ブドウ等が有名です。

【アフガニスタン事務所 嶋田晴行】

参考文献

外務省ホームページ
前田耕作・山根聡〔2002〕『アフガニスタン史』