医療機器隊員制作のマニュアルDVD、全国の看護学校・医療施設へ配布

2012年10月10日

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保健省次官と面会する宮川隊員(右端)

青年海外協力隊の宮川牧子隊員(22年度2次隊、医療機器)が制作したマニュアルDVDが、この度全国の看護学校や医療施設に配布されることになりました。

宮川隊員は、配属先の社会福祉財団「クムディニ」が運営する病院および看護学校において、2010年10月より医療機器の運用・保守管理に関する指導を行いました。

クムディニ病院の看護サービスは、免許を取得したばかりの経験の浅い看護師と隣接する看護学校の生徒によって成り立っていますが、医療機器の取扱いに十分な知識・技術を有していないことから、宮川隊員の赴任当初は医療機器の故障が頻発していました。

上述の状況を改善するため、宮川隊員はOJTやレクチャー等地道な活動を繰り返し行ない、医療機器の稼働率を大幅に向上させることに成功。また、同隊員の任期終了後もクムディニ病院が主体となり継続して医療機器の運用・保守管理に取り組んでいけるよう、「患者に安全な治療ができる環境を維持する」というスローガンのもと、マニュアルDVDを制作するに至りました。

同DVDは、「誰でも見て分かる簡単で確実な短時間のレクチャー」をテーマとし、基本的な医療機器である「酸素流量計」「ネブライザー」「吸引器」のみを取り上げ、シンプルな構成となるよう工夫されています。

マニュアルDVDは配属先のクムディニ病院で好評であったため、当国に派遣中のJICA専門家の協力を仰ぎ、保健省傘下の看護教育局長にも紹介したところ、医療現場で看護師や学生に指導をしてきた宮川隊員ならではの視点が多く盛り込まれている点に感激。何度も感謝の辞が述べられるとともに、他の看護学校や病院でも活用したいというリクエストが上がりました。

これを受け全国にある看護学校および医療施設に400枚のマニュアルDVDを配布することが決定。現在、保健省主体となり配布計画が策定されています。