「バングラデシュ・ダッカにおける襲撃事件」について

2016年7月4日

7月1日(現地時間)に発生した「バングラデシュ・ダッカにおける襲撃事件」によってお亡くなりになった7名と負傷された1名の日本人は、JICAの調査業務に従事されていたコンサルタントの皆様でした。8人の皆様は、急速に膨張するダッカにおける都市交通の状況を改善するためのインフラ事業に係る事前調査に参加されていました。

バングラデシュの発展のために尽力してこられた方々が、このような事件にあわれたことは誠に痛恨の極みであり、テロを行った犯人に怒りを禁じ得ません。お亡くなりになられた方々の御冥福を心からお祈りし、お悔やみを申し上げます。また負傷された方の一刻も早いご回復をお祈りします。ご家族の皆様にはJICAとして、なし得る限りの支援をしていきたいと考えています。

今回被害にあわれた方々は、バングラデシュのこの調査業務に参加されていただけではなく、これまでもJICAと共に途上国の発展に貢献し、またこれからも貢献することが期待されていた方々でした。その意味で誠に重要な同志を亡くし、あるいは傷つけられ、痛恨の思いです。

昨年9月に日本の外交団もターゲットである旨の「イスラム国(IS)」の声明があり、続く10月にバングラデシュ北西部で日本人の方が犠牲になったこと等を踏まえ、安全対策のレベルを上げて注意喚起を行ってまいりました。また、最近においてはラマダン期間中の「イスラム国(IS)」からの攻撃声明を踏まえ、特にラマダン期間及びラマダン明け直後は、行動に十分に注意するようにJICA関係者に対して周知・徹底を行っていたところでした。しかしながらこのような結果になり残念でなりません。

今後も、安全第一に、現地の状況をしっかり把握しつつ、安全の確保に最大限、努めてまいります。そして、バングラデシュの発展に引き続き貢献してまいりたいと考えています。

国際協力機構(JICA)
理事長 北岡伸一