「橋梁施工監理及び維持管理能力向上プロジェクト」のR/D署名式の開催

2016年5月20日

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署名式の模様(右:JICAブータン事務所山田所長、中:国民総幸福量員会ソナム・ワンチュク次官、左:道路局カルマ・ウォンディ局長代行)

2016年5月20日、JICAブータン事務所と国民総幸福量委員会の間で、新しい技術協力プロジェクト「橋梁施工監理及び維持管理能力向上プロジェクト」の立ち上げに係る合意文書(R/D:Record of Discussions)への署名式が、公共事業・定住省立ち会いのもと行われました。

ブータンは、国土の大部分が山岳地帯であり、道路交通が最も重要な交通・輸送手段の役割を担っていますが、公共事業・定住省道路局が維持管理を行っている橋梁272橋のうち136橋が応急的なベイリー橋等であり、積載荷重及び幅員に制限があることに加え、1970年代及び1980年代に建設された橋梁のほとんどが耐用年数を超えており、耐荷重が低下した危険な状況で使われています。また、ベイリー橋を除くコンクリート及び鋼の恒久橋においても、適切な維持管理及び点検ができていないため、ほとんどの橋が一般的な供用年数を待たずに壊れており、同省道路局が管理する橋梁の安全性確保が課題となっています。

今回のプロジェクトでは、道路局が管理するブータン全土の橋梁を対象として、橋梁維持管理サイクルの導入、点検・診断能力の強化、施工監理能力の強化、橋梁マネジメントシステムの整備を実施することにより、道路局管轄下の橋梁整備及び維持管理・補修に携わるエンジニアの技術能力が向上することを目指しています。

署名式当日は、国民総幸福量員会のソナム・ワンチュク次官や公共事業・定住省道路局のカルマ・ウォンディ局長代行ほかが署名式へ参加し、日本の継続的な支援への謝意が伝えられると共に、本プロジェクトへの高い期待が寄せられました。今回のプロジェクトを通じて、道路局による橋梁整備及び維持管理に関する業務が改善され、橋梁の安全性が向上することが期待されます。