【ブータン協力隊30周年】ブータン関連書籍の改訂に協力

2019年1月8日

1988年にブータンに初めての青年海外協力隊員が派遣されて、2018年で30周年を迎えました。これまでに通算594名(シニアボランティア含む)のボランティアがブータンの地を踏み、全国各地に今も語り継がれる多くのインパクトを残してきました。

ブータン協力隊OB/OGの中には、帰国後その活動経験をもとに本を出版した方もいらっしゃいます。1993年から95年、2002年から2004年にかけて、建築分野の隊員として派遣された平山修一さんもその1人。平山さんが二度目の隊員任期を終えて帰国後、出版された『現代ブータンを知るための60章』(明石書店、2005年)は、その後同国に派遣されるボランティア、専門家など、JICA関係者にとって多くの情報を得ることのできる、貴重な文献として重宝されてきました。

しかし、同書は発刊から13年が経過しており、記載内容に古さも目立ってきていました。そこで、JICAブータン事務所では、30周年記念事業の1つとして、平山さんに著書改訂を提案、1年以上にわたり、必要な情報提供を行ってきました。加えて、派遣中(当時)のボランティアからも直接情報提供が行われました。改訂作業は順調に進み、ついに2019年1月初旬、第二版が書店店頭に並びました。著者のご厚意により、「青年海外協力隊」についても新たに1章が加わりました。

発刊に先立ち、JICAブータン事務所は、12月22日大阪(一般財団法人りそなアジア・オセアニア財団後援)、24日東京(日本ブータン研究所共催)にて、発刊記念セミナーを開催しました。平山さんの講演「改訂を通じて思う今のブータン」に加え、当事務所山田浩司所長がブータンの最新事情と最近のボランティアの活動について紹介しました。いずれの会場もほぼ満席の盛況となり、ブータンに関心のある方々の集いの場となりました。

30周年記念事業はこれにて終了しましたが、新版『現代ブータンを知るための60章』は、これから協力隊をめざす方々にも読んでいただける文献として、活用されることを期待したいと思います。

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東京でのセミナーで講演する平山修一さん

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東京会場の様子

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会場からの質問に回答する山田所長と平山さん