ジャラポン生態系コリドープロジェクト開始

2010年4月26日

ブラジル中西部にあるジャラポン地域は、アマゾン、カアチンガ(半乾燥地域生態系)などの生態系の移行地帯であり、重要な生態系が残されている上、パルナイバ川、サンフランシスコ川、トカンチンス川等の重要河川の水源地域となっており、環境省は最重要環境保全地域として指定しています。しかし、周辺には大豆栽培などの大規模農業が迫っている状況にあり、そのため、生態系コリドーを導入し、ジャラポン地域の貴重な天然資源や水源地としての機能を保全し、地域住民の生活場所を守ることが、重要な課題となっています。

こうした状況で、ブラジル政府は日本との技術協力を要請した。2009年12月にR/D署名にいたり、2010年4月には日本専門家4名が現場となるセーハジェラル環境ステーションに赴任いたします。実施期間は2010年4月から2013年4月までです。

本件は、シコメンデス生物多様性院(以下、ICMBio)をカウンターパート機関とし、1)ジャラポン地域生態系コリドー運営に必要な情報の収集と共有、2)ジャラポン地域における生態系コリドー運営のための組織的な連携の構築、3)生態系コリドーの実践に必要なICMBio職員及び関係機関の能力向上、4)関係機関と地域住民との連携、5)モニタリングマニュアルの作成を行い、ジャラポン地域の生態系コリドーに係る概念の導入・実施を通じて、ICMBioに必要な体制が強化されることを目標としています。