無収水管理プロジェクト終了

2010年7月12日

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無収水管理に関する国際セミナー
下村専門家(左)マルシア補佐(右)

ブラジル国無収水管理プロジェクト(EFICAZプロジェクト)では無収水量自体の削減、組織や制度等のフルプラン構築、あるいは必要な人材そのものを完全に育成することを長期的視点に立って着実に実施していく仕組み、つまり、無収水を真に管理するための基礎的なシステムを3年間で、SABESP内に作り上げました。

以下、下村政裕専門家からEFICAZプロジェクト終了の所感です。

2007(平成19)年7月19日に満を持して船出をしたブラジル国無収水管理プロジェクト、通称EFICAZプロジェクトは、途中何回も荒波に飲まれそうになりながらも、3年間の大航海を無事に終え、今月15日に何とか最終目的地である母港に接岸できる見込みとなりました。

この3年間、JICA事務所の職員の方々を始め、専門家、ボランティアの方々等JICA関係者の皆様には、影に日向に、直接的にあるいは精神的に、心温まるご指導ご助言をいただくなど多くのご支援・ご協力を賜ったことに、心から御礼を申し上げます。

おかげさまで、今年の3月に実施されたプロジェクトの終了時評価では、とても高い評価を受けることが出来ましたし、6月には感慨無量のクロージングセミナーも開催することができました。

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漏れ水検査 下村専門家

長期目標の達成に向けたプロジェクト終了後の自立・発展性についても、EFICAZ魂と共に活動が持続されていくという意味では、全く問題がないと自負することが出来ています。
活動の内容や管理については、まだまだ工夫が必要であり、プロジェクト終了後も何らかの形で日本との連携をとっていく必要があると感じていることも事実ですが。

しかしこのことに関しても、SABESPの無収水管理に対する円借事業が決定されており、JJ統合の一番の目標成果である、技術協力と資金協力の一体化・連携による援助の迅速な実施と援助効果の拡大そして普及・展開が既になされているといえます。

したがって、今後とも日本が継続してブラジルの無収水管理に関わることができることにより、適切なEFICAZの自立・発展が図れることは間違いのないものだと思っております。

こうして、結果的にとても充実した環境の中で仕事ができ、そして幕を閉じることが出来ることは、大変に幸せなことであり、皆様方のご支援・ご協力があったからこそ成し得たことで、皆様方に対する感謝の気持ちでいっぱいです。
プロジェクトの終了と同時に、自分達家族はサンパウロを後にします。
家族全員、ブラジルからは、多くのことを学びました。

まだ整理し切れていませんが、古き良き日本がたくさん残るこの国で学んだことを、今度は日本で還元して行きたい、そんな思いで今はいっぱいです。
家族全員がそんな思いでいることと思います。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

僭越ではありますが、私達家族全員が大好きになったブラジルのために、今後も活動されていく皆様方に敬意を表させていただくと共に、皆様とご家族の皆々様のますますのご健勝とご活躍を、心底からご祈念申し上げます。