交番システムに基づく地域警察活動普及プロジェクトの発展

2010年7月28日

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日本の警察官がサンパウロの地域警察活動を高く評価した

知識・意見交換、研修、訪問及び視察。「交番システムに基づく地域警察活動普及プロジェクト」の発展に大きく貢献する様々な活動が実施されました。

6月、サンパウロ州からは軍警察(PMESP)の警察官10名、それ以外の州から警察官13名が、JICAの国別研修「交番システムに基づく地域警察活動普及プロジェクト」」に参加しました。研修では2週間に渡り、日本の警察システムあるいは交番や駐在所について学びました。

同じく6月に、サンパウロにおいて「第8回国際地域警察普及員研修」が実施され、サンパウロ州を含む11州及び連邦区から警察官が参加しました。同研修では、参加した警察官の決意と各自の役割が注目されました。修了式典においてスピーチを行った連邦区軍警察のジョゼ・ガブリエウ・デ・ソウザ・ジューニオル大尉は、「社会を尊重するサンパウロの素晴らしい例」から、地域警察活動を通じて自分たちの夢を追求するよう、同僚に呼びかけました。

SENASP(国家公共保安局)のエリキソン・レモス・ピタコーディネータは、自らの演説の中で、「治安改善のため、決して仕事を諦めるな、取得した知識を普及せよ」と警察官に呼びかけました。PMESPアウヴァロ・バチスタ・カミロ総司令官は、「警察は社会のために存在し、社会を良い方向へ変化させるのも警察官である」と補足し、早速活動を開始し、継続させるよう警察官らを激励しました。

今回JICAの短期専門家として派遣された警視庁の本田警部補は、「都市部の交番で見た地域警察の活動は印象深かった」と話しました。各交番で警察官らは、日本の交番制度をサンパウロの現実に適応させ、地域住民と触れ合い、一緒に治安改善を図るように努めています。

本田警部補は、講義の他、交番での指導・評価・提案もし、特に貧困地域において、警察官が住民と共に社会活動を実施している地域での犯罪率激減は注目すべき点であると話しました。ポルトガル語が流暢な本田警部補は、警察官らとの意見交換の中で、サンパウロの地域警察の実践は「非常にうまくいっている」と評価し、ここで得た知識・経験はすべて東京に持って帰るつもりである、と話しました。

交番システムを用いた地域警察プロジェクトのイベントや活動は今後更に実施される予定です。

プロジェクトアシスタント
川野 カルメン