第4回公衆衛生のための生物免疫開発コースの実施

2010年11月10日

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JICAブラジル事務所所長と研修員

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芳賀所長 (JICA)、 Dr. Otávio A. Mercadante (ブタンタン研究所長) 及びMs. Thais Braga氏 (ABC)

11月8日に、第三国研修「第四回公衆衛生のための生物免疫開発コース」がサンパウロ州サンパウロ市で開始しました。研修は12月7日までの1ヵ月の予定です。この研修は、第三国研修(TCTP)というスキームによりJICA、ブラジル協力庁(ABC)及びブタンタン研究所の協働のもとに実施される国際研修です。

第四回目の今回は、ブラジル人技術者3名のほかに、ラテンアメリカから10名(チリ、コロンビア、エクアドル、グアテテマラ、ドミニカ共和国、ウルグアイ、ベネズエラ)、アフリカから2名(ギニアビサウ、モザンビーク)の計12名の参加の下実施しています。この研修では、各種施設訪問やブタンタン研究所主催の会議への参加のほかに「有毒動物の抗体の取得」「血清の大規模生産方法」「物理化学的・微生物学的見地による品質管理」の3つのテーマについて講義・実習を行なっています。

JICAと有毒動物研究の世界的リファレンス機関であるブタンタン研究所の連携事業は2000年に始まりました。ブタンタン研究所のワクチン生産はWHOが定める国際標準規格にのっとり生産され、国内のワクチンや血清の需要の80%に対して供給を行っています。国民により良いサービスを提供するというこの機関のミッションは国内でも非常に高い評価と信頼を得ており、さらに多くの国々がその経験と技術に興味を示すようになってきています。

研修の一環として研修参加者が、自国の機関で研修中に得た知識を活用するための活動計画(アクションプラン)を作成し、これにより研修がブラジルで終わることなく、研修員の母国でも技術がしっかりと生かされます。またその母国における活動に対しても、日本・ブラジルが連携して支援することが可能です。

JICAブラジル事務所
高橋 アレシャンドレ