HIV/AIDS患者おける日和見感染に関する国際研修が終了

2011年1月19日

12月17日州立カンピーナス大学(UNICAMP)にて、州立カンピーナス大学(UNICAMP)、国際協力機構(JICA)、ブラジル協力庁(ABC)の協賛の下、南米諸国とポルトガル語を公用語とするアフリカ諸国(PALOPs)からの参加者向けに実施された第5回「第三国研修(TCTP)エイズ日和見感染患者ケアコース」の国際研修が終了しました。

同研修は2006年に始まり、毎年1回実施され、現在まで5回実施されてきました。研修期間中、以下の国々から46名の医師を受け入れました。(アンゴラ、カーボベルデ、ギニアビサウ、モザンビーク、サントメ・プリンシペ、アルゼンチン、エルサルバトル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマ)

同研修は4つのモジュール(理論、実践理論、実験、臨床)で実施されました。この4つのモジュールの実施中、参加者達はブラジルにおけるエイズの現状を知る機会に恵まれ、各参加者の祖国におけるヒト免疫不全ウイルスに感染した患者の治療の状況について議論したり、HIV感染患者に対する診察手段として利用されている技術の試験的実践を学んだり、HIV感染患者の治療施設を訪問したりしました。

研修終了時、参加者達は各々の祖国で適用する実践計画を書き上げました。理論に関する授業を通じて獲得した知識により、参加者達は各々の祖国で患者達に注意を喚起するプログラムを提示するために十分な医学的情報を得ました。

研修期間中、参加者達は「HIV/AIDS患者の救済モデル」、「HAART療法」、「女性におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)による感染の産婦人科学的観点」といった、カンピーナス州立大学の大学病院の合計24名の医療関係者が行った、様々な話題に関連した講演を聴講することができました。

同研修コーディネーターのマリア・ルイザ・モレッチ医師にとって、ポルトガル語を公用語とする国々からの各代表者は、研修期間中非常に活発に重要な知識・技術を学びました。同氏は国際研修期間中に得た経験は、すべての参加者達にとって非常にプラスになると信じています。

一方、参加者達にとっては、各々の祖国ではまだ実施されていない様々な医療技術に触れられたことから、同研修は有意義な経験でした。「ここで得た経験を活用すれば、祖国に戻って、私達の国々でHIV感染患者達の治療を改善することができます」と彼らは語りました。

JICAブラジル事務所
中川マリーナ