ボリビアのラパス県とオウロ県にある10市の農村開発に貢献するブラジル人専門家のプロジェクト

2011年4月8日

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プロジェクトのための水資源−カラカラ川(灌漑用に引いた山系の水)

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プロジェクトの技術者及び農家と話すアンドレス・ビラス博士

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オウロ県における技術者及び生産者との会議

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ラパス県ホドリゲス市場におけるアンデス山脈のジャガイモの種類の多様さ

3月14日から25日の間、灌漑農業の専門家であるワシントン・シルバ博士と農村開発の専門家であるアンドレス・トロンコスコ・ビラス博士が、ボリビアのラパス県とオウロ県において、「高地高原中部地域開発計画(SUMA UMA)」に対する技術的勧告と診断というブラジル側のプロジェクトを実施しました。

「SUMA UMA」プロジェクトとして知られる技術協力と財政支援のプロジェクトは、10の町(パタカマヤ市、ウマラ市、サン・ペドロ市、クラフアラ市、シャカリーラ市、サンチアゴ・デ・カラパ市、シャラナ市、クラフアラ・デ・カランガス市、トゥルコ市、サン・ペドロ・デ・トトラ市)における灌漑農業の推進のために、ボリビア政府がJICAを通じて、日本政府に支援を要請した2007年に始まります。当プロジェクトの対象地域は、貧困率が87.13%(2001年、国立統計院)にも達するボリビアの最貧困地域の1つです。

当プロジェクトの活動は、10の町の市役所のほかに、農務省、ラパスとオウロの県庁、JICAボリビア事務所の連携の下、2008年に開始されました。その時以来、小規模の灌漑プロジェクトでの研修を通じて、技術者や地元の小規模生産者の育成と技術指導強化を推進してきました。具体的には、小さな灌漑インフラの設置、生産・管理・計画に関する技術マニュアルの制作、操業・灌漑・システム管理のための財務資源の運営、灌漑用水の効果的な利用などです。

ブラジル人専門家はプロジェクトの主要な文書、マニュアル、中間報告、当地域の気候情報を検討し、当事業に関わる町で生産されている農牧畜業の類似製品が販売れている地元の定期市を訪れました。また、ボリビア政府、JICAボリビア事務所の代表者との会議や生産者に対するインタビューを行ったほか、当プロジェクトの対象地域に何度も技術的支援を目的とした訪問を行いました。

専門家は以下のテーマに関して勧告と分析を行います。

  • 1)天然資源
    • 1.1 水
    • 1.2 地形学と土壌
    • 1.3 植生
    • 1.4 天候
  • 2)灌漑システム
  • 3)生産システム
  • 4)栽培作物の輪作と多様化
  • 5)世代と技術の伝承
  • 6)人的資源と協会の強化
  • 7)灌漑プロジェクトの推進
  • 8)灌漑に関する国立学校
  • 9)農村開発
  • 10)将来のビジョンと持続可能性

専門家によれば、「高地高原中部地域開発計画(SUMA UMA)」は、同地域以外の町でも実施できる重要な実験プロジェクトであり、ボリビア政府の国の灌漑開発計画の基礎になります。「高地高原中部地域開発計画は、灌漑インフラ、人材育成、生産システムの発展において有意義な結果を出して、第1フェーズを終了しました」。生産システムの発達は自分達の消費量を満たし、食物の安全も改善されました。後は規模と生産量を拡大し、より高い収益性をもたらす効果的な商品化システムを開発し、より多くの雇用を創出することで、「ボリビアの農村開発に貢献する」だけです。

専門家には、高地高原中部地域開発計画の継続を正当化する明白な理由があります。それは、計画の予備段階で得られた好結果、すなわち、プロジェクトに関わった生産者の満足感とワイン生産者からの自分の所有地における同様のプロジェクトに対する要望、同プロジェクトを支援する国・県・地方などの行政機関からの強い関心などです。

専門家
ワシントン シルバ博士
アンドレス ビラス博士

JICAブラジル事務所
高橋アレシャンドレ