ボランティアの離任

2011年7月26日

2009年7月3日にブラジルに到着した平成21年度派遣日系社会ボランティアは、2011年3月19日に日系社会青年ボランティア現職教員特別参加制度の11名が帰国、そして2011年6月29日に日系社会シニア・ボランティア13名と日系社会青年ボランティア17名が無事帰国した。この回生の特筆すべき点は誰一人として事故や病気などで任期短縮をしていないし、任地を変更することも無く活動を全うしている点である。それに加えてほぼ全員が、ボランティアとして活動したことに満足している。

40名を超える派遣者数であったにも関わらず、である。

そんな彼らが日系社会に対して最後の挨拶をする公的な場として、離任式典を6月27日に開催した。

式典には在サンパウロ日本国総領事館大部 一秋 総領事をはじめ、ブラジルを代表する日系三団体(ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会)の会長、並びにブラジル連邦共和国下院議員補佐官にもご臨席いただいた。

「日系三団体の会長が一堂にお集まりいただいたことから、ボランティアが日系社会へいかに貢献したかがよく表れている」という総領事からの挨拶や、「皆様の心の奥に届くような活動で、日本とブラジルの関係がどれだけ深くなったか分かりません。」などという活動を労うお言葉をいただき、ボランティアの苦労が報われ、喜びへと変わった。

又、来賓の挨拶を通して、会場にいた全員に「日本とブラジルの架け橋として、更なる友好関係の発展を担う」一員としての一体感が生まれた。

ボランティアからは、中西琴子青年による「初のロライマ州派遣においての日本語学校づくり」という活動報告があり、また、浦田昌寛シニアは、ブラジルの果樹栽培に尽力した熱い思いを爆発させた。

最後にボランティアの配属先からも2年間の活動に感謝する暖かい挨拶をいただき、離任式典を閉会した。

そして6月29日、ブラジル離任日。
沢山のボランティア配属先関係者がお見送りに来て下さった。

心温まるお見送りに気持ちが高ぶり涙を流すボランティアもいた。

ボランティアの教え子達も先生との別れを惜しみ、涙を流していた。

JICAサンパウロ出張所
東万梨花