ブラジルと日本が実施する三角協力を学びにインドネシアから国家開発・計画省(BAPPENAS)副大臣を団長とする調査団が来伯

2011年11月14日

ブラジルと同様に近年成長著しいインドネシアから、南南協力、三角協力の拡大、そして将来的に国際協力を推進する機関の創設に向けた調査を目的にインドネシア政府、JICA合同の調査団が10月31日〜11月6日に来泊しました。

インドネシアでは、JICAインドネシア事務所を中心に、上記南南協力、三角協力の推進を目的とした支援を進めています。今回の調査団もその支援の一環として、インドネシア政府の南南協力、三角協力推進に係る主要関係者が調査団が参加しています。

調査団は、ブラジルの南南協力、三角協力実施政策を担当する外務省、実施機関である、伯協力庁(ABC)、伯農牧研究公社(EMBRAPA)等を訪問し、ブラジルの南南、三角協力実施に係る、法的枠組の形成、関連省庁の調整等政策面から、プロジェクト実施、評価など実務面まで幅広く意見交換を行いました。当事務所においては、ブラジルにおいて実施している三角協力、JICAインドネシア事務所が実施している三角協力の事例分析を通じてドナー視点から見た三角協力について説明、意見交換を行いました。

調査団長である、国家開発計画省副大臣Lukita Dinarsyah Tuwo氏は、「ブラジルが実施する南南協力、JICAと共同で実施する三角協力は、好事例の宝庫であるとともに、先進的なプロジェクトマネージメントに基づいて行われていることから非常に多く学ぶべき点がある。特に食料安全保障や気候変動などグローバルイシューの解決に向けて大規模、世界規模のプロジェクトを展開している点に驚愕しており、今回の訪問を通じてインドネシアが目指すべき方向性を十分に確認することができた」と述べました。

JICA、ブラジル政府が共同で実施している第三国研修「熱帯雨林モニタリング中核人材育成コース」においては、世界有数の熱帯雨林保有国であるインドネシアのモニタリング強化のため、既にインドネシアを含めたアジア地域に三角協力を展開しています。世界規模の課題解決に向けた南南協力、三角協力の推進を当事務所は支援しています。

JICAブラジル事務所
三角協力・社会開発第二班 班長
小林千晃

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伯協力庁(ABC)長官と南南、三角協力の効果、インパクト発現について議論する調査団(右列、奥から4人目が調査団長の国家開発計画省副大臣)

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調査団、在伯インドネシア大使館、JICAインドネシア事務所、当事務所四者でブラジル、インドネシアの三角協力の事例も交えながら三角協力のインパクト、実務面の工夫、障害などについて議論しました。