地上デジタル放送(ISDB-T方式) 第三国研修コース モジュール2の実施報告

2011年11月28日

デジタルテレビの研修コースについて

地上デジタル放送(ISDB-T方式)に関する国際研修コースは4つのモジュールに分かれています。同コースは2013年3月に終了する予定で、各国から144名の技術者を育成する予定です。

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研修参加者とサカグチ専門家

同コースは、国内だけでなく海外におけるデジタルテレビ放送のすべてを参加者に紹介することを目的としています。発信、配信、コード化、放送といった観点、テレビ局のプロジェクトの実施と分析が検討されます。研修では、参加者が母国でデジタルテレビ方式の導入に当たって実際に技術的に対処できるように、市場の既存の機器の中からケースごとに必要な機器を識別することを学びます。また、各種機器の操作と予防保守において訓練するほか、研修は測定機器の使用とソフトウェアによるシュミレーションにより、理論的且つ実用的なものとなります。研修終了後、参加者はデジタル信号の発信から受信までテレビ局のデジタル化へのプロセスを完全に理解できるようになります。

モジュール2:トランスミッションとレセプション

最初のデジタル放送に関する第三国研修コースのモジュール2が、JICA、ブラジル国際協力庁(ABC)、通信省(MC)の間での協力により、2011年11月7日から11日の間、ブラジルのサンタ・ヒッタ・ド・サプカイ市で行われました。同研修コースには、9カ国(アンゴラ、ボリビア、チリ、コスタリカ、エクアドル、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ)から21名が参加しました。

同研修コースは、2003年からブラジル企業と提携してデジタルテレビ放送を研究・開発している国立通信研究所(INATEL)で行われました。デジタルテレビ分野に重点を置いた研究・開発は、INATELがブラジルの関係機関との画期的なモジュレーター開発の中心的役割を果たし、ブラジルのデジタルテレビ方式(SBTVD)のコンセプト作りをすることに繋がったのです。

参加者たちは在ブラジル日立国際電気株式会社を2時間ほど訪問する機会に恵まれ、デジタルテレビ市場向けの電子部品の工場を現地視察しました。その際、同社の幹部及び研究者の方々に質問したり、意見を交換する事ができました。

また、INATELの施設において、JICAから「デジタル放送」の専門家としてペルーに派遣されている阪口安司氏より、日本における緊急警報放送とアナログ放送からデジタル放送への移行に関する発表も行われました。

モジュール3と4(日本の会計年度で今年度中に実施予定)

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INATEL

モジュール3・4は2012年3月の実施を予定しています。GINGAが主な研修内容のモジュール3はパライバ連邦大学とリオデジャネイロカトリック大学を実施機関をし、パライバ市で開催されます。また、同じ時期に行われるモジュール4は対話型デジタルコンテンツについてで、ブラジリア市でブラジリアカトリック大学を実施機関として開催される予定です。

日立国際内での研修の様子