全国工業職業訓練機関(SENAI)に対する国際協力感謝賞の授賞、新たな協力の覚書締結 JICA-SENAI50年の協力の歩みと新たな協力の開始

2013年12月26日

2013年11月28日(木) JICAは、SENAI Rafael Lucchesi総裁に対して、JICAとの長年の協力関係、貢献を讃えJICA国際協力感謝賞を授与。同賞は全世界でJICAと協力関係にある機関、個人を表彰するもので今年で第9回目の授賞となる。

授賞式には、開発商工省(MDIC)Heloisa Menezes生産開発局長、全国造船工業連盟(SINAVAL)Carlos Macedo副会長、全国工業連盟(CNI)Sergio Moreira理事代行他、ブラジル工業界を代表する人物が出席した。

1962年、JICAはSENAIとブラジルにおける初めての技術協力事業を開始、その後70年代〜90年代のブラジルの工業化を支えるコンピュータ技術や機械工学といった工業系の人材育成を目的とした4つの技術協力事業を実施。2000年以降はブラジルの国際協力活動の活発化に伴い中南米、アフリカ諸国を対象としたSENAIと共同した協力(三角協力)を実施している。

今年、SENAIとJICAは新たな協力を開始する。リオデジャネイロ沖合で開発が進んでいる海底油田開発(プレサル開発)。油田開発のための船舶需要が急激に高まっているがブラジルには造船技術者が少なくSENAIや企業が急ピッチで人材育成を行っている。

そのような中、人材育成と日本をはじめとした世界の造船業への投資を促進する協力が開発商工省(MDIC)、SENAIから要請された。「造船業及びオフショア開発人材育成プロジェクト」と名付けられた協力プロジェクトは、ブラジルに進出を開始した日本の大手造船企業ととともにSENAIが行う人材育成を支援するもので、プロジェクト実施期間4年間で多数の技術者を日本での研修や日本人専門家の技術移転により育成することを11月28日の授賞式典で合意し、主要経済誌のEXAME誌でも取り上げられている。

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覚書の署名 左からSENAI Rafael Lucchesi総裁、開発商工省(MDIC)Heloisa Menezes生産開局長, JICA ブラジル室澤智史所長

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SENAI Rafael Lucchesi総裁に対してJICA 国際協力感謝賞を授与。左 SENAI Rafael Lucchesi総裁、右 JICA ブラジル室澤智史所長