巨象の前進を促す

2014年3月11日

2014年2月25日にサンパウロ市内で開催された平成25年度官民合同会議。日本外務省中南米局、在ブラジル日本大使館はじめ各総領事館、そしてブラジル日本商工会議所メンバーなどおよそ50名が参集した。会場では、日本企業がビジネス展開する上での課題の共有、ALL JAPANでブラジルとの間の課題を解決につなげようと、「ブラジルという巨象が一歩ずつ前進するように日本側も一致団結し粘り強く交渉を続ける」と象徴的な発言があった。

ブラジルは外資を呼び込むことに積極的であり、各種の受入体制の整備が少しずつ進んでいるものの、毎年開催されるこの官民合同会議で、査証取得、各種規制、雇用問題、運転免許取得などブラジルとの古くて新しい改善要望が毎年続く。もちろん日本だけの問題ではなく他の諸外国も同様に課題としているものであり、また、一朝一夕で解決するものではないが、日伯双方の制度改善、ブラジルの制度改善、ブラジルの既存制度の運用促進などを粘り強くブラジル側に働き掛けることにより、現状より少しでも改善するよう取り組むことが合意された。

一方、商用マルチビザの発給は進展が見られ、さらには商工会議所の会員数も開所以来最大数となり、ブラジルの大きな経済ポテンシャルを期待して進出してくる企業も多い。今年はサッカーW杯や大統領選挙もあり、日伯間で人的交流に加え、政治・経済面でもさらなる大きな進展があることに期待したい。