草の根技術協力事業「サンパウロ州カサパーバ市における環境教育推進事業」の活動が2017年8月に開始。

2017年10月5日

カサパーバ事業の第2フェーズに当たる環境教育推進事業は、公益財団法人島根国際センター(SIC)、及びカサパーバ市役所の共同実施により取り組まれる。島根国際センターの有馬毅一郎理事長は教授、専門家6名で構成されたチームを率いながらカサパーバ市の関係者と今後の3年間に取り組まれる事業計画の詳細について現地で協議を行なった。
今回のブラジル渡航にあたり、カサパーバ市長のボルジェス・フェルナンド市長、及び教育局の職員は日本のチームを暖かく迎えた。カサパーバ市のほかにジャカレイ市、カンポス・デ・ジョルドン市及びイツペバ市を訪問し、それぞれの市で行なわれている環境活動の視察も行なった。
本事業の主な目的は前回の第1フェーズのモデル校2校に達成できた結果をカサパーバ市内の全小学校に普及することと同時に、生徒の両親と現地の環境活動家を対象に環境プログラム実施を図ることである。
事業の第1フェーズはカサパーバ市民が環境に対する意識を向上させた結果、サンパウロ州政府より実施されている「青緑プログラム」の環境政策ランキングの中でカサパーバ市は264位(2014年)から177位(2016年)に上がり、事業の影響力も確認できた。
今後の3年間、島根国際センターはプロジェクト実施に必要な指導と資材をカサパーバ市役所に提供しながら現地の教員チームを応援することが予定されている。また環境教育の分野で教員指導能力の強化を目指して島根県はブラジル研修生を定期的に受け入れる。
2020年に事業完了が予定されているが、カサパーバ市がそれまで市内に根付かせた環境意識と日本で習得した知識を生かしながら自立し、事業活動の持続性と普及が現地で確保できることが期待される。

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島根国際センター専門家(環境教育センター・モソタ公園(サンパウロ州カサパーバ市))

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カサパーバ教員チーム及び事業関係者(カサパーバ市教育局)