農村・農業開発分野に特化した、南南協力・三角協力国際会議への参加

2017年12月11日

11月20〜21日、南南協力、三角協力を極めて活発に行っているブラジルにおいて、国際農業開発基金(IFAD)とブラジル政府の共催にて、農村・農業開発分野南南協力・三角協力国際会議が開催されました。
ある途上国が自国の開発経験を基に他の途上国を支援する南南協力は、各国・地域経済間の社会・文化的背景の類似性や、新興国をはじめとする中所得国の経済成長を主たる背景に、北の先進国から南の途上国に対する伝統的な援助を量的にも質的にも補完するアプローチとして広く実施されております。先進国ドナーが開発の進んだ途上国と協働で、他の途上国の開発支援を行う三角協力は、日本の個性的かつ重要な援助アプローチとして、世界中で実施・活用されてきています。本国際会議の中でも、国連開発計画(UNDP)の南南協力局長、ラオス農林省大臣などからもJICAの協力成果について言及がなされ、JICAはそのパイオニアかつ実施機関として、様々な国際機関から高い評価を受けてきております。
JICAはIFADとの業務協力協定を結んでおり、ブラジルとは2000年に締結された日本ブラジルパートナーシッププログラム(JBPP)の下、数多くの三角協力事業を実施してきました。今回の国際会議では、本会議で採択された、今後の農村・農業開発分野における南南協力・三角協力分野の取り組みを盛り込んだ「ブラジリア宣言」の草稿メンバーとして参加したほか、当日併設された南南・三角協力マーケットプレイスにて、ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)と実施してきたアグロフォレストリーに関する国際研修の成果などを中心に、JBPPの活動・実績などを紹介しました。また、ケニアにて立ち上がり、既にアフリカのみならず中米や中東、南西アジアにまで拡がっている、「SHEP(Small-holder Horticulture Empowerment and Promotion)」(注)がグッドプラクティスとして紹介され、アフリカ、中南米、南西アジアなど各地域からの参加した農業分野の閣僚なども訪問し、熱心に質問をされました。
JICAは本アプローチのパイオニアとして、UNDPがトルコ政府と開催する11月の南南協力EXPO(於:トルコ)への参加・登壇など、今後も引き続き国際場裏にて、南南協力支援及び三角協力の取り組みを発信していきます。

(注)SHEPとは、園芸作物による持続的な農業所得の向上を目指し、「作ってから売る」のではなく、「売るために作る」農業への転換を図る取り組み。詳細は以下URLをご覧ください。

参考:

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国際会議の様子(IFAD総裁、企画・予算・運営省大臣、農牧供給省大臣らが参加したオープニングセレモニー)

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マーケットプレイスの様子