【教育】学習者中心の指導法の実践に向けて−理数科コンクール授賞式の開催−

2013年7月10日

6月27日、理数科コンクールの授賞式が、首都ワガドゥグで開かれました。このコンクールは、「初等教育・理数科現職教員研修改善プロジェクト(フェーズII)」(2012年1月〜2015年9月)で推進している生徒の興味・関心や理解を促す学習者中心の指導法(ASEI-PDSI)の実践を促進するために開かれたものです。コンクールは、教員の(1)教材作成、(2)授業案作成、(3)教材とその教材を活用した授業案の作成、(4)生徒(小学校5年生と6年生)の理科・算数テストの成績、計4つの部門で構成されており、ブルキナファソ国内の13県から応募がありました。地方予選を勝ち抜いた応募者を対象に中央での全国審査を行い、受賞者が決定されました。

ブルキナファソ国民教育・識字省のGOABAGA次官、在ブルキナファソ日本大使館の二石大使、JICAブルキナファソ事務所森下所長の出席の下、省の各県局局長、各地方視学官事務所代表やプロジェクト関係者など多くの人が集まり、授賞式は、和やかな雰囲気の中で行われました。受賞者には一人ひとり、賞状と賞品が手渡されました。会場の盛り上がりは、教員3部門の各優勝者に、ケニアもしくは日本での研修の参加機会が与えられると発表された時に最高潮に達しました。地元 メディアによる取材もあったため、コンクールの様子や応募者の取り組みなどが広く紹介され、ASEI-PDSIへの関心の高まりや来年の理数科コンテストへの応募者の増加につながることが期待されます。

ブルキナファソの小学校の教室でよく見られるのは、教員が一方的に授業内容を説明し、生徒はただそれを聞いているだけという光景です。プロジェクトでは、このような指導方法を改善し、生徒が自分から興味を持って学ぶという気持ちになれるような学習環境の実現を目指して活動を展開しています 。その一環として、理数科コンテストの実施が、多くの教師により「学習者中心の指導法」が実践されるきっかけとなること、ひいてはこの国の将来に必要とされている、自分で問題を発見し自ら解決方法を考えられる人材の育成につながることが期待されています。

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来賓(左から、Jean Bako Bernardノンフォーマル・識字教育改革研究局長、在ブルキナファソ日本大使館 二石昌人大使、国民教育・識字省Winson Emmanuel GOABAGA次官、KINDA TAPSOBAプロジェクトナショナルコーディネーター、JICAブルキナファソ事務所 森下拓道所長)

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生徒CM2(6年生)部門、第一位に輝いたCISSE君

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受賞した手作り教材