【その他】高知県とブルキナファソが、野球で繋がる−地方メディアのブルキナファソ来訪(1)−

2014年1月7日

12月8日から14日にかけて、高知県から高知放送と高知新聞の方々がブルキナファソを訪れました。高知放送は、日本との繋がりが深まっているブルキナファソ野球の現状とこれからについて取材。高知新聞は青年海外協力隊員の活動現場を中心に訪れ、その熱意や奮闘ぶりを取材しました。

今回の来訪は、ブルキナファソの野球少年サンホ・ラシイナくんと高知県との交流がきっかけとなっています。ラシイナくんは、ブルキナファソの初代野球隊員である出合祐太隊員(2008年〜2010年)が立ち上げた「ブルキナファソ野球を応援する会」を通じて、今年の夏に日本の球団(高知ファイティングドッグス)へ練習生として参加し、入団テストにもチャレンジしました。

野球取材を中心に行った高知放送は、連日、ラシイナくんと現在野球隊員として派遣されている杉山弘樹隊員(2013年〜)の活動を追いかけ、ラシイナくん自身の野球への取り組みから、野球を広めようと近所の学校で放課後に野球を教えている様子、チームメイト達の奮闘、彼らの暮らすブルキナファソの社会など、幅広く撮影。取材の結果は、来年、高知放送のニュースや特別番組として放送される予定です。

また、メディアの来訪とほぼ同時期に、高知ファイティングドッグスの北古味潤統括本部長をはじめとする球団関係者もブルキナファソを訪れ、ブルキナファソの野球環境や練習の様子などを視察しました。ラシイナくんの高知県での挑戦を温かく迎え入れていただき、地元の皆さんの中にも、ラシイナくんサポーターが多くいるとのこと。ラシイナくんが野球を学ぶことと同時に、球団側としてもラシイナくんを受入れることで気付かされることが多くあると語り、共に学びのある関係が築かれています。2014年はラシイナくんが1年間日本に滞在することが決まっており、改めて高知県で野球の技術を磨きます。

高知放送の取材を受けたラシイナくんのチームメイトは、「彼の挑戦は、僕たちにとってもチャンス。彼が日本で得て来たことはブルキナファソに伝わって僕たちの経験にもなる。自分もいつか日本に、とは思っているが、まずは彼が日本で頑張っている間、僕たちもここで頑張りたい」と話しました。今後、ラシイナくんに続き、日本で野球をする少年達が出てくる可能性は十分あります。日本から遠く離れたブルキナファソの少年少女達が、十分ではない環境の中で白球を追いかけ、その中から日本のプロ野球に挑戦する少年が出てきたことは、野球に打ち込む少年少女達の希望になっています。

高知県の皆さんにブルキナファソの今を見ていただいたことで、今後ますますブルキナファソとの関係が深まること、さらに、野球の楽しさが広がり、ブルキナファソの少年少女達のスポーツを通じた喜びやチャレンジする機会が広がっていくことが期待されます。

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高知放送によるラシイナくんと杉山隊員の取材

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野球少年の自宅でのシャドーピッチングを取材

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野球の練習を視察する高知FDの北古味統括本部長ら(左端)