【農業】開けゴマ!農業を支える重要産品の生産強化を−ゴマの生産強化を目指すプロジェクト開始に向けた署名−

2014年1月7日

12月19日、JICAは農業・食糧安全保障省との間で、「ゴマ生産支援プロジェクト」を開始する合意文書(R/D)に署名しました。

これまで、国際価格の変動を受けやすい金と綿花が輸出主要産品であったブルキナファソでは、より安定した経済基盤を築くため、また今後の成長を支える分野として農業が重視されています。中でも、金、綿花に続き、近年、輸出産品としての重要な位置を占めるようになったゴマは、政府が策定している開発計画の中で輸出振興の対象農産品となり、栽培面積や生産量も増加してきました。

乾燥に強く、粗放栽培が可能であるゴマは、ブルキナファソ国内で広く栽培されていますが、主要な農産品である穀物栽培などの合間に余力があれば栽培するという扱いにしている農家が多く、適切な技術を習得することによる生産増のポテンシャルがあると言われています。また、国際市場としても、これまでゴマの主要輸出地域であった中南米のゴマ生産国による安定的な供給が難しくなってきた背景を踏まえ、アフリカのゴマ生産国へ高い期待を寄せるようになっています。

現在のブルキナファソのゴマは、搾油用ゴマとして輸出されており、日本が輸入するゴマの多くにもブルキナファソ産のゴマが含まれています。プロジェクトでは、これら搾油用ゴマの生産性を向上し、市場への供給能力を高めていくことで、ゴマ生産農家の収入増に繋げることを目指します。また、これまであまり生産されてこなかった食用ゴマの品種導入にも取り組むことで、ゴマの品質を改善し、新たな市場ニーズに応えることも目標としています。

プロジェクトは来年度から5年間。プロジェクトを通じて、ブルキナファソの農民の生計向上に貢献し、ゴマ市場にも貴重な生産国としてブルキナファソが認知されるよう、農業・食糧安全保障省とともに、ゴマの可能性の開花に向けて新たな取り組みを始めます。

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署名を終え、握手を交わすマハマ・ズングラナ農業・食糧安全保障省大臣(右)と森下拓道JICAブルキナファソ事務所長

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署名式後、メディアのインタビューに答えるズングラナ大臣と森下所長