【ボランティア】道普請人とのコラボ

2016年2月17日

2015年の4月末から5月初旬にかけての2週間、「道普請人」という日本のNGOの支援(注)で実施された、サポネ市のニョスナ村マヌゲンコマの道の修復プロジェクトに、サポネ保健局配属の江田慶子隊員(H25-3コミュニティ開発)が橋渡し役として参加しました。以下、同隊員からの報告記事です。

きっかけは、既にブルキナファソ国内の他地域で活動をされている道普請人のスタッフの方が活動地域を拡大していきたいとのことで、青年海外協力隊に協力の打診があったことでした。任地に帰って、住民に道直しのニーズを聞き、実際に訪問。そこで明らかになったのがマヌゲンコマの道でした。このことを、道普請人のスタッフの方に伝えると、早速、視察に来て下さり、その場でプロジェクトの開始が決定しました。

今回修復された道は、村から一番近い診療所に行く唯一の道。しかし、雨季になると道が川のようになってしまい、住民が通れなくなってしまいます。村を出て、戻ろうとしたら、道が川になっていて、家に帰れず道の手前で3日過ごしたという話も聞きました。正に陸の孤島です。村人にとって、本当に渇望されていた道だったのでしょう。作業には毎日100人以上の村人が参加していました。他の場所では、こんなに多くの人が集まることは珍しいそうです。

この団体の道直しの特徴は、大きな機械を使わず、日本特有の「土のう」と住民の労働力の提供により、少ない予算で道を修復できるというもの。住民自らが働くことによって、道だけでなく技術をも享受することができ、今後道がまた崩れた時も、自分達で整備できるようになります。また、働き方や、誰がいつ来るか、誰がリーダーになるのか、などもほぼ全て住民の話し合いによって決まります。

最終日には簡単な引き渡し式が行われ、住民からは多くの感謝の声が上がりました。そして感謝の気持ち以外にも「自分たちもこの道を修復した」という自信や達成感のようなものを話や態度の中で垣間見た気がします。

雨季が終わった後に、再度視察に行きましたが、道が壊れている様子もなく、住民からは「雨季の間も毎日道を通ることができた。とても良いプロジェクトだった。」のの声を聞くことができました。

全く自分の職種とは関係のない分野での活動でしたが、現場の橋渡し役になり協力させて頂くことで、任地サポネ市の人々に貢献できたのではないかと感じています。技術を持つNGOと現場を知る隊員との協働がもっと盛んに行われることで、効果的な活動ができるのではないかと感じました。

(注)日本NGO連携無償資金協力により、2014年10月からブルキナファソで、「農民組織の持続的な活性化に向けた『土のう工法』を用いた農道改築事業」を展開している。

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土のうを使った作業風景

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完成状態の道路