看護学士ブリッジコース留学生(第二期生)が成果報告発表 —医療技術者育成システム強化プロジェクト—

2013年8月9日

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看護過程(Nursing Process)について、成果を発表する第二次留学生

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この報告会には、約60名の医療関係者が集い、留学生の発表に耳を傾け、ディスカッションを行った。

JICAは、2010年6月より、カンボジアにおける看護規則の制定や看護教育カリキュラム策定、そして指導者の能力向上を目的とし、医療技術者育成システム強化プロジェクトを実施しています。このプロジェクトの一環として、JICA専門家の協力の下、カンボジアの看護師及び看護教員がタイの看護大学に編入学し、学士号を取得するための支援も行っています。

カンボジアの看護教育は、3年間のディプロマコースが主流とされ、看護師資格制度も未整備な中、教育の質の向上や均一化、そして指導者の能力向上が大きな課題とされています。これを受けJICAは、看護規則の制定や指導者の能力向上のために専門家を派遣しています。また、将来の看護教育を担う人材育成のために、カンボジアの看護師養成校の教員や看護学生の実習指導を担当する病院看護師を対象に、タイのセント・ルイス大学の看護学士課程に18ヵ月留学させ、更なる看護の技法や理論を学ぶことができるよう支援をしています。この事業により、20名の学生がタイの大学にて学士号を修め、現在第三期留学生(計6人)が同大学にて学んでいます。

また、8月6日〜9日に、タイにて学位を修め帰国した第二期留学生(計15名)による報告会が行われました。カンボジア各地の医療関係者や指導者を始め、第一期留学生、セント・ルイス大学教授やJICA専門家等、計60名が参加しました。JICAカンボジア事務所次長の平田仁と保健省のThir Kruy(ティア・クルイ)次官による開会の式辞に続き、留学生の成果発表が行われ、その内容を基にカンボジアの看護教育の課題や、今後の改善点・アクションプランなどが話し合われました。

JICAは、今後も引き続き、カンボジアの看護規則の制定や、将来を担う指導者の能力向上に向けて支援を続けていきます。