カンボジアの「田舎」の魅力を知って−シニア海外ボランティアによるガイドブックが完成

2017年7月12日

カンボジアを支える産業として、観光分野は外せません。2017年7月には、カンボジアで3番目となる世界遺産に「サンボー・プレイ・クック遺跡群」が登録されました。世界遺産に最初に登録されたのは「アンコール遺跡群」。次に「プレア・ビヒア寺院」が登録されています。

「サンボー・プレイ・クック遺跡群」は7世紀初頭に建造されたレンガ造りの寺院群で、アンコール王朝よりも古い、真臘(イーシャナプラ)の都でした。現在ではシェムリアップから2時間強でアクセスできるようになっています。

カンボジアの観光省ではシニア海外ボランティア、八木雅春さんが活動しています。この度、国内のグリーンツーリズムを紹介するガイドブックの作成に取り組み、完成させました。「自然豊かなカンボジアに、アンコール遺跡以外の魅力もあることを伝えたい」と、話します。

八木さんは2015年にカンボジア観光省に派遣されました。旅行代理店で培った経験を活かし、地域の人々が自分たちの手で観光開発をする「コミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)」の調査や助言をしてきました。CBTは、その地域にある文化や自然を観光資源として活用し、住民たちの利益にもつなげるという特色があります。「人々が自立し、持続的に発展していくためには、乱開発ではなく、ありのままの自然のすばらしさを生かしたCBT開発が最適だ」と、言います。

八木さんは任期期間中、国内の隅々まで訪れ、CBTを取材し、農村では自らホームステイも体験しました。ガイドブックには、そのうち外国人でも訪ねることが可能なCBT10カ所余りを詳細に紹介しています。

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CBTのプレゼンテーションをする八木シニア海外ボランティア

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サンボー・プレイ・クック遺跡