プレスリリース

「道路・橋梁の維持管理能力強化プロジェクト」を開始

2014年12月26日
国際協力機構(JICA)
カンボジア事務所

国際協力機構(JICA)カンボジア事務所長・井崎宏は、カンボジア公共事業運輸省(MPWT)トラム・イブ・テック大臣と12月25日(木)付で、「道路・橋梁の維持管理能力強化プロジェクト」に対する合意文書(R/D)を締結しました。 事業は2015年からの3年間で、3月には日本からJICAの専門家が派遣されプロジェクトが始動する予定です。

カンボジアにおける主要な交通手段は道路、航空、鉄道、水運ですが、そのうち道路輸送が旅客、貨物とも大半を占めています。しかし、カンボジアの道路網のほとんどは1920-30年代に建設された古い道路であり、1970年以降の内戦の影響により主要道路・橋梁の多くが破壊されました。内戦終了以降、自国予算及び各種援助機関により道路・橋梁の整備が進められてきたものの、道路網整備のための人材、財源、技術、機材は依然不足している状況にあります。特に、橋梁維持管理については体系的な方法が確立しておらず、定期点検等の基礎的業務も実施されていない状況にあり、喫緊の改善が求められています。

「道路・橋梁の維持管理能力強化プロジェクト」では、この状況を受け以下の4つの成果達成をもってMPWTの道路・橋梁の維持管理能力強化を目指します。
1)橋梁の維持管理サイクルの整備
2)MPWTの道路・橋梁点検能力の強化
3)MPWTの道路修繕・橋梁補修能力の強化
4)道路・橋梁維持管理サイクルの地方・関連組織への普及

プロジェクト開始後はOn the Job Training (OJT)やパイロット工事の対象となる州整備局を決定し、3年間の間に対象州を変更・拡大していくことで持続的な維持管理が行われることに留意します。日本側の投入としては、長期・短期専門家の派遣に加え、維持管理機材の供与、本邦研修等が含まれる予定です。

以上