カメルーンに「通って!?」30年、科学技術協力「カメルーン火口湖ガス災害防止の総合対策と人材育成プロジェクト」日下部実先生を囲んで。

2016年3月29日

2016年3月18日、JICA事務所及び大使館有志による日下部実(くさかべ みのる)岡山大学名誉教授・富山大学客員教授の慰労・感謝の会が開かれました。日下部先生は、1986年8月のカメルーン北西州ニオス湖における湖水爆発(死者1746名、家畜約8000頭が被害)の際、日本の国際緊急援助隊員として初めて同国を訪問しました。その後30年に渡り、同湖水爆発のメカニズムの解明と、災害の再発防止へ向けた国際的な枠組み作りや人材育成等に携わってこられました。また、2011年からは科学技術協力「カメルーン火口湖ガス災害防止の総合対策と人材育成プロジェクト」の研究者としても活躍されました。こうした先生の長年にわたる活動に対し、今般、ヤウンデで開催された国際火口湖学会(Commission of Volcanic Lakes)は、先生の名を冠した「KUSAKABE Prize」を創設、また、日下部先生、プロジェクト・チーフアドバイザーの東海大学大場武教授ら、ニオス湖研究に長年貢献した国内外の研究者に対し、大統領から勲章が授与されました。

これらのサプライズに、日下部先生は30年間で一番うれしかった日と明言、同勲章は長年先生の活動を支えてこられた奥様に譲られるとのことでした。30年間で先生の渡航総数は実に40回を超え、最近では奥様に「ちょっと行ってくるよ」と、近所へ散歩に出かけるように、1万数千キロ離れたカメルーンへ出発されるとのことです。

慰労会に際し、梅本JICAカメルーン事務所長は、日本の対カメルーン国際協力の先駆者として、長年の先生の取り組みを称えると共に、現在、対カメルーン支援に関わる参加者一同と、先生の歩みを共有させて頂き、今後の業務に活かしたいと挨拶しました。

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現在も継続されるガス抜き

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住民への啓発活動で(左端:梅本カメルーン事務所長)

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カウンター・パート(左)と村人(中央)の話しに耳を傾ける。

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大統領からの勲章と共に

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参加したJICA、及び、在カメルーン日本大使館関係者

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奥様へ送られる予定の勲章

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