草の根技術協力事業協議議事録(ミニッツ)の署名:キャッサバ加工品の販売・加工・生産への協力により地域住民の農業収入向上を目指す取り組み

2018年8月3日

2018年8月2日、農業開発研究所(IRAD)とJICAカメルーン事務所との間で、草の根技術協力事業(パートナー型)「カメルーン国東部州における小規模農家を対象としたキャッサバ商業化支援事業」実施のための協議議事録の署名が行われました。

JICAはこのプロジェクトを通じて、カメルーン東部州においてキャッサバ加工品の販売・加工・生産への協力により地域住民の農業収入向上を支援する計画です。

【画像】

署名交換

【画像】

左から平和環境もやいネット荒木氏、IRAD WOIN所長、JICAカメルーン事務所増田所長、IRAD NGOME副所長

本プロジェクトは特定非営利活動法人平和環境もやいネットと株式会社タスクアソシエーツからなる日本側実施機関とカメルーン側実施機関の農業開発研究所との協働により、カメルーン東部州ベルトゥア近郊のアンドム村において、キャッサバ加工品の販売・加工・生産への一貫した協力により小規模農家の生計向上と安定を目指すものです。

カメルーンが属するコンゴ盆地は南米アマゾンに次ぐ世界第二の熱帯林面積を有し、国立公園も含めて当国の約40パーセントを森林地帯が占めていますが、政府の進める食糧増産政策も相まって、1990年から2010年までの20年間で、国土面積の10パーセント程度に相当する森林面積が減少しています。大規模な食糧増産事業は、急速な農地拡大を伴うため、森林資源の更なる荒廃を招く恐れがあります。

コンゴ盆地の森林とサバンナ地帯の境目に位置するベルトゥア周辺地域では、十分な休閑期間を確保できる豊富な森林資源の存在を前提とした移動耕作が行われてきましたが、本プロジェクトでは、耕種農業の重要性に着目し、過去のJICAの取組によるキャッサバ改良品種の普及を基にキャッサバ加工品販売ネットワークの形成と生産・販売管理システムの確立、キャッサバ加工品の生産体制の確立・施設の自立的運営および品質が一定なキャッサバの安定供給を目指した取組を行います。